応援コメント

ミレイユの邸宅 その4」への応援コメント

  • ごきげんよう、テオくんの反応こそがこの世界の一般的な反応なんでしょうが、ヴァレネオさんがテオくんより一足早く立ち直ったのは、神への反逆の是非よりもミレイユさんに任せられる安心感の方が大きい、そんな気もしますね。
    ルチアさんがパパを見る目に諦観があったのは何故なんだろう? もう森軍からはミレイユさんが神になったと感じたから? そうなら、ユミルお姉様の指摘にイコールですね。
    テオくんは、自分のやり方だと、もしもテオくんの目論見が成功して、種族宥和の平和が訪れたら、かつてのエルフと同じ目に遭う、それが理解できなかったのか、理解したくなかったのか。
    でもユミルお姉様の指摘事項への回答、ミレイユさんはしてませんね。回答できないからこのまま流すつもりか、ユミルお姉様も仕方ないと考えているのか。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら、感想ありがとうございます!
    ですね、テオの反応がごく普通の反応です。神は理不尽なもの、都合よく助けたり救いの手を差し伸べたりしてくれないもの、という認識で、それに反逆する事の無意味さも理解しています。
    ヴァレネオは既にミレイユに全てを任せる、預けると腹の内が決まっているのに加え、やはり長年の恨みつらみが大きいので、叛逆自体に文句はありません。

    ルチアが父に向けた諦観の意味は、ユミルが指摘した様に、ミレイユを神と感じてしまっているからです。その心には抑えきれない信奉心が宿っていると、理解したからこその視線でした。
    ヴァレネオがこんな調子だと、二百年前から存命のエルフも、似た様な反応を示す事も予想できるわけで……ユミルの指摘についても、現実味が更に増した感じですね。
    その解答もまだですが……、それについてはこれから口にする予定です。

    テオも今は混乱が大きく、複雑な心境でしょうね。
    何らかの手段が上手くハマって、それで仮にオズロワーナを奪えたとしても、エルフがされた事と同じような末路を辿ると、そうならない保障はないと考えてしまったでしょうから。
    そして実際、神々は玉座から引きずり落とすでしょう。