応援コメント

ミレイユの邸宅 その2」への応援コメント

  • ごきげんよう、利害の一致を見ましたね。
    なるほど、魔王とはファンタジー小説に出てくる魔王ではなく、そう言う意味でしたか。
    迫害と闘争の歴史、誰もが絶望に地に蹲るしかない状況で、悲壮な決意で立ち上がらざるを得なかった、そしてそれが成し得なかったけれど、再起を誓って己に呪いまでかけたテオくんの覚悟は尊敬されるべきでしょう。
    神々を倒す、その一点で握手できる勢力はやはり過去の経緯はひとまず置いて、手を握るべきでしょうね。
    って、ヴァレネオさんがユミルお姉様の言葉に愕然となっていますが、わかってなかったのがちょっとびっくりです。

    私としては、可愛い軍団一推しとかは関係なく(ほんとですよ?)感覚的にはユミルお姉様と一緒で、こんな状態のアヴェリンさんを見ると顔を顰めちゃうと思うんです。
    アヴェリンさんはミレイユさんにも諫言できる人ですが、その芯にあるのがミレイユさんへの想い、それだけでそれが価値の中心であり世界の中心で、その意味で思考停止とニアリーに思えてしまうのですよね。
    それが怖い。そして可愛い。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら、感想ありがとうございます!
    はい、いつか登場させた時に説明したくて、敢えて誤解する呼び名をさせていました。かつて魔力もマナも誰もが当然持っていなかった時代では、一種の特権として機能していました。テオの一族は、唯一巧みに扱える一族という訳ではなかったものの、希少な存在には違いありませんでした。
    それ故に魔力を扱える一族、略して魔族と呼ばれていたのです。

    いずれにしても、その志を成し遂げる意志力は凄まじいものがあり、そして利害の一致が見込める者同士です。禍根は忘れて協力したいところですよね。
    そして、むむっ! そうか、ここはヴァレネオも知っておいた方が自然でしたかね。その辺のさじ加減は間違ったかも……。

    アヴェリンに対するおだ様の思い、それが普通でご尤もでございます。
    彼女はミレイユ至上主義者の狂信者みたいなものですので、特にミレイユ本人と、ミレイユが大事に思うものに害成すものを許しません。
    そこに事情や背景があろうと、一度でも牙を向けたなら、アヴェリンにとって敵であり、容赦する理由がありません。
    危害が及ばないなら、ミレイユの英雄譚を語りたいだけの、気の良い武人に見えるんですけどね……。