応援コメント

一方的な闘争 その2」への応援コメント

  • ごきげんよう、イルヴィさんも突き詰めて単純化したら、スッポンのスメラータさんと同じ方向性なんですね。
    この時代に限らず、冒険者、戦士と言う生き物はそう言う生き物なのかも知れません。
    強くなる事を唯一の目標として己を鍛え、虐め、修練を怠らず歩いて行く、けれどある日、唐突にその道に行き止まりがあると気づいた時の絶望感はどれほどのものなのか。
    それは戦士に限った事ではなく、例えば芸術だったり学問だったり、一般的なお仕事だったとしても大して変わらないのかも知れません。
    それに気付いた後を、どう生きるのか、そんな人生の選択のお話なのだろうな、とも思えます。
    アヴェリンさんの場合は、このデイアートにはかつて存在しなかったであろうミレイユさんと言う生き方を圧倒的な強さで押し渡って行く人間との邂逅がパラダイムシフトだったのでしょうし、もう一歩目指す自分に近付く機会だったのでしょうね。
    イルヴィさんにとってのそれは、きっと未だにこの時ではないのでしょうが、それでも、いつかそんな日が来た時のために。
    アヴェリンさんはある種の敬意も込めて、力を振るうのでしょうね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら、感想ありがとうございます!
    そうですね。やっぱり己の腕一つ、技術一つで成り上がる職業ですから、突き詰めると似た様な方向を向いてしまうのかもしれません。
    でも突き詰めていった先、終わりのない道と思った先にも、限界や――才能の壁がある。自分と似た相手を見て、アヴェリンも弟子を持った経験からか、お節介が顔を出したようですね。
    アヴェリンの場合は、仰るとおりミレイユという異質な存在が、まさに道を照らす光となりました。
    このままだと、自分と同じ挫折を通ると思うと、黙っていられなかったのです。
    彼女の『教育』は実に苛烈ですが、一人の戦士と認めるからこそ、遠慮せず力を振るいます。差が歴然としてるので、虐めのようにもなっちゃってますが……(汗)