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幕間 その2」への応援コメント


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    ごきげんよう、あ、なるほど。ミレイユさんは永い眠りについている、その寝所はミレイユの森の中の邸宅、だからそこが聖地。
    それがエルフの嘘なんですね。
    エルフのを頂点とした権力構造を維持するためにはミレイユさんが今もそこで眠っているよ、という伝説が必要だった、それが嘘だとばれて権力のタガが緩み、一枚岩ではなくなったのか、ううん、なるほど。
    ミレイユさんが頂点にいなければ統率できないような社会体制しか作れなかったのか、それともミレイユさんの名前を使うことで簡単かつ短期間で統率する必要があったのか。
    オミカゲさまが千年かけて構築した強固な社会体制が出来なかったのは、結局はこの惑星の知的生命の誰もが文化文明を発展させず思考停止状態に陥っていて、中世の絶対王政国家より先にある政治体制がイメージできなかったせいもあるのでしょうね。
    これでミレイユさんが再降臨したと知れたら、確実に王様、いや神様に祭り上げられてしまうだろうなぁ。
    このエルフから実権を奪い返したデルンって初代デルン王国の王様、なんでしょうね。
    代替わりしている、みたいな説明があったから今の王様はその直系子孫なんでしょうけど、初代が奪ったミレイユさんの魔道具はお城にあるのかな? それが使用できる状態なら、ミレイユの森で戦線膠着にはなってませんものね、家宝として飾られているだけのかしら?

    作者からの返信

    ごきげんよう、いつも感想ありがとうございます!
    そうなんです、単に残された家があるだけじゃなく、そこにミレイユがいる、という嘘で騙した聖地なんです。
    一時の苦しみも、ミレイユが目覚めれば解決する、という欺瞞で抑えつけていた部分もあって、それが嘘と現在はバレてしまっている状況です。
    そしてそれは、ミレイユの登場のタイミングと実に合っているんですが……単なる偶然ではありません。その辺りも、忘れた頃に話題に出る、かも……。

    今となっては森に長く暮らす事で、森の民も故郷として愛着を持っていますが、森を生み出して住み着き始めた当初は、当然そうではありませんでした。
    しかし、邸宅を守りたいというエゴの為に、この場に留めておく方便が必要とされました。その為に吐いた嘘なんです。

    ミレイユとしては、やっぱり会いたくない相手なんですが……そうとも言ってられない感じになりそうですね。

    そう、初代王様のデルンは、人間に実権を取り戻してから姿を消しています。このデルンが統治していた時代というのは存在せず、そして装備もその時一緒に持ち出されているのです。
    その後、彼がどうなったのかは誰も知りません。