応援コメント

決意と表明 その3」への応援コメント

  • ごきげんよう、ああ、なるほど。
    本当に、ミレイユさんがそっちに考えの方向性が向くのか、とユミルお姉さま同様に思うと同時に(ユミルお姉さまと私は一心同体だったんですね、キャッ!)、ストンとミレイユさんの想いが胸に、奇麗に収まりました。
    この世界の人々、特にアヴェリンさん、ルチアさん、ユミルさんと過酷な人生を辿ってきた人々には、やはり意外なミレイユさんの決断だったのでしょうね。
    現世で暮らして、現世での常識や風土に馴染んでしまうと、確かに命の価値は違ってくるでしょうし、その命の行く末も無感動無感情ではいられなくなりますよね。
    いつもの通勤時に駅で見かけるサラリーマンさんが電車に飛び込もうとしていたら、やめなさいって必死で止めるでしょうし、止めきれなかったとき、後々まで引きずりはしないだろうけれど、それでももう少し早く気づいていたら、とか後悔の念も湧いてくる、それは現代日本人の持つ当たり前の感情ですものね。
    ましてや、アキラくんですもの。
    アキラくん、まさかミレイユさんがそこまで尊重してくれていたのだと知った上での感激が、同行を許可されなかったショックを和らげているのだろうけれど、それでも本音で感激したのでしょうね。
    でも、ここで成り行きや勢いで動向を許可しなかった、これは素敵なストリー展開だと思います(この後、なんやかんやあって同行することになりました、ってなったとしても、このエピソードの存在が光ると思います)。

    作者からの返信

    ごきげんよう、いつも感想ありがとうございます!
    ミレイユは基本的に人命を尊重しますから、ユミル達と価値観は決定的に違うんですよね。やはり日本人として育ってきた倫理観は、異世界で数年暮らした位じゃ覆らない、といったところで……。
    ただ、必要となれば何処までも非情になれる、と知っているからこそ、ミレイユの考えは意外に思ったでしょう。

    アキラはどこまでもミレイユの役に立ちたいと思っているし、自分が培った力はその為にあるんだと思っていて、断られたら諦めると言いつつ、割り切れてません。
    ミレイユに尊重されていた事は素直に感動してますが、アピールする機会を虎視眈々と狙っています(笑)

    なし崩しで行く案もあったんですが、まぁいいよ、とミレイユは言わないだろうなぁ、と思うとこの様な形に……。
    ミレイユが拒否する理由の根底は、アキラが弱い、十中八九死ぬってところにあるので、そこが解決する目途が立つなら、同行も有り得るんですけど。
    面倒な回り道をしている様に見えるでしょうに、それを光るエピソードと言って頂き感激です! 少しでも楽しいと思えるお話でお返しできたらと思います!