ごきげんよう、ミレイユさんは事前にオミカゲさまが自分だと気づいたとき、その周囲にいるはずのアヴェリンさん、ユミルさん、ルチアさんを探したんだ。
そこにいるのが当然だと思ってしまうほどに、愛情や友誼、そんな言葉が軽く感じられるほどに長い時間を共に過ごし、命を懸けて戦ってきた仲間を、自然と探してしまう。
そして今、ルチアさん以外の姿が見えなくなることの恐ろしさを、ミレイユさんはまざまざと感じているのでしょうね。
切なく、悲しく、淋しいなぁ。
オミカゲさまもまたミレイユさんに託すしかない状況だけれど、託さねばならぬ残酷さに悲しみを覚えているのかもしれません。
ルチアさんはどもかく、ユミルさんとアヴェリンさんはこの話を黙って聞いていて、どう考えているのか。
毒にユミルさんの秘密も気になりますね。
作者からの返信
ごきげんよう、いつも感想ありがとうございます!
はい、ミレイユにとって仲間の存在というはかけがえのないものです。結んだ友情、育んできた絆は、簡単に言葉に置き換える事が出来ないほど、大事に思っています。
それほどの存在が、オミカゲ様の周りにはいない。
何があったにしろ、それでも諦めず、託す未来へ繋げたかった気持ちも、やはり同一人物として分かってしまう。
この時点で、ミレイユは断り切れないと理解していますが、それでも素直に応じたくない気持ちが勝っています。
ユミルについては、結構ドライに考えていて、だからこそ冷静な提案で鋭い提案を既に考え付いています。
アヴェリンは一抹の同情を感じつつ、ミレイユの決定に従おうと考えてますね。基本的にアヴェリンはミレイユに使われる事を望むので、こういう方針について口出しする事を控えるようにしています。
ルチアさんがいて、他の二人がいない。
すぐに解が得られる「何故」とは言え、ミレイユさんにとっては、あまり考えたくない事実でしょうね。
だからこそ、失言を心から恥じているのでしょうし。
オミカゲ様と一千華様も飄々としてますが、割り切るには(そう取り繕うには)、それなりの時間が必要だったでしょうね……。
作者からの返信
いつも感想頂きまして、ありがとうございます!
オミカゲ様の傍にいるのは、ルチアだけ……。
そして他の二人がいない事実も、余りに明白ですものね。ミレイユとしては考えたくない事実なのは間違いないです。
失言を恥じたのも、その蓋をした事実であろうと考えられてしまったからでしょう。
それらを取り繕える程には飄々としているオミカゲ様達ですが、それだけ長く生きていますからね。
長く生きればこそ耐えたり慣れたりするんでしょうが、それが良かったのかどうか、悩ましく思ってしまいますね。