応援コメント

御影の意思 その5」への応援コメント


  • 編集済

    ごきげんよう、神明裁判、ですか、ううん。
    中世欧州で魔女裁判的な野蛮かつ非科学的なものと違って、オミカゲさまという神様が実在し、しかも神に相応しい神威と能力を持って日本の歴史を引っ張ってきた(らしい)方の裁きだから、下手すると科学捜査よりも納得力が高いというのは理解できますが、まさかミレイユさん達を裁判にかけるために、とは予想外でした。
    それとも神明裁判という、形式が整わなければオミカゲさま(もしくは大宮司)はミレイユさんに面会もできない、ということなのかもしれませんが。
    でも御由緒家を立ち会わせるのはなぜなのかしら? それが神明裁判の形式だから、というだけならいいのですが。
    可愛い結希乃さんが、お父様の前で両家のご令嬢の如く楚々としていらっしゃるのは心が洗われるような気分がいたします(←バカ)。
    また、彼女のお父様も、名家の当主であるという尊大なだけのバカおやじではなく、ちゃんと娘さんを愛していらっしゃるのがよくわかって安心いたしましたが(←やっぱりバカ)。

    鬼退治、とは孔から出てくる魔物、魔獣の退治のことだとは思うのですが、御影本庁(国家機関)だけが対処しているのではなさそうですね。
    御由緒家それぞれが私的にも対処している感じで、それらに対して国家予算は使われてはいない感じですね。オミカゲさま設立の企業の経営を任されてその集英期の大部分は鬼退治に使われているとのことでしたが、ここらあたりの国と本庁、そして御由緒家の関係が興味深いですね。

    なんだか、いつも長々と申し訳ありません。

    作者からの返信

    ごきげんよう、長文失礼なんてとんでもない!
    いつも感想ありがとうございます!
    この日本における神明裁判は、仰るとおり神の実在と神威から成る、これ以上ない公平公正な裁判なので、審判に対する納得が桁違いです。
    そして裁判という形式を取り、かつ御由緒家を同席させるのには、単純に罪を裁く以上の意味と役割があります。むしろ、それを周知させる為の裁判です。

    可愛いと評判の結希乃さんは家族仲が良好で、名家にありがちな尊大さみたいなものが見えません。それも家に寄るんですが、ここはたまたまというか……苦労人の結希乃さんが家でも苦労とか、そんなの可愛そう過ぎるじゃないですか(笑)

    鬼退治は仰るとおり、孔から出て来るアレの討伐に対して言っています。
    この討伐はオミカゲ様から受け継いだ家業でもあるので、本庁所属であるかは関係ありません。統括部門ではあるけれど、招集に応じる事もあれば自主的に動く場合もあって、その手助けに設立した経営の利益から資金を提供している感じになります。
    この鬼退治は本庁が完全に取り仕切った、完全独立部門であるものの、天皇陛下や首相などはその事実のみを知らされています。有事の際は協力を仰げる程度には知っておいて貰わねばなりませんので。