応援コメント

試練 その2」への応援コメント

  • ごきげんよう、異世界の文明成熟度を中世レベルだと仮定すると、現代と一番違うのは国際物流ネットワークの発達度と、人々の生きる目的が「飢えない」ではなく「快適に暮らしていく」にシフトされていることなんでしょうね。
    中世、農業も漁業も含めて採取産業は、地産地消が当たり前で、それは「その日一日生きていくために必要な食材を確保する為に生きているとも言い換えられるでしょうから、アヴェリンさんの戸惑いもよく理解できます。
    アヴェリンさんはそうすることが当然だという世界で生き抜いてきたから、きっとそれが生きる目的ではない世界の底知れぬ広さと未だ見えていない広がりに、だから恐怖したのでしょうね。
    それでも必要以上に取り乱さなかったのはきっと、ミレイユさんが優しくそばに寄り添っていてくれたから。
    結論としては、アヴェリンさん、可愛い。

    作者からの返信

    ごきげんよう、感想ありがとうございます!
    そうですね、現代と異世界の違いは、まさしく飢えからの解放だと思います。
    基本的に収穫した物をその日の内に消費して、加工して保存できるなら、そのようにする。でも大量備蓄は簡単な事ではありません。
    だから、仰るとおり世界の底知れなさに恐怖するのと同時に、戦場が無い場所での存在意義が揺らいでしまったのでした。
    でもやっぱり、ミレイユが大事にしてくれますから、持ち直せるんです。