常識 その1

 風呂を上がったミレイユは、アヴェリンを伴って邸宅に戻った。

 水が貯蔵されている樽から簡易栓を抜いて木製のマグに注ぎ、一気に煽る。その場で交代してアヴェリンに場を譲ると、そのまま自室に戻って着替えを済ませた。


 昨日までと違って着る物は部屋着として使っている物で、農民衣装とも呼ばれるぺサンドドレスに似た衣装だった。元となったデザインがそうというだけで、使われている材質や意匠、袖に縫われた刺繍など、その豪華さは貴族が纏う衣服と遜色ない。

 それにワンポイントとしてのチョーカー型のアミュレット、腕には品位を損なわない程度に抑えた月長石のブレスレットに、人差し指に同素材の指輪を着けていた。


 これは何もオシャレを楽しみたいという理由から、身に着けているのではない。

 これら装飾品はそれぞれが一級品の魔術秘具で、それぞれ身を守る術が付与されている。衣服自体は単なるオーダーメイド品で、身を守るには適さない。それを補う為のアクセサリーだった。


 別にこれらを装備しなくても、何が起きようと対処できるだろう。傍には常に誰かしら付いているし、危機があったとしても、ここは日本だ。大した事は起きない。

 そう理解していても、アヴェリンから許しは決して得られないだろう。

 うるさい事を言われるぐらいなら、最初からある程度支度をしておけば面倒も少ない。


 ミレイユは自身の姿を客観的に見て、やはり日本で見るには奇異に映るだろうと判断した。

 これがもしもスイスや北欧地方であったなら、まだしも問題なく調和していたかもしれない。


 ミレイユは自室を出てリビング兼ダイニングに向かう。

 先程水を飲んでいた場所では、アヴェリンが立って食事の準備をしていた。ミレイユの姿をチラリと見て、着ている衣服と装飾品を素早く確認してくる。そして満足そうな笑みを浮かべて作業に戻った。

 台所一角には様々な収納スペースがあって、多くの食材が保管されている。ここに保管できるのは食材だけで、料理として作られたものは保管できないという不思議な法則がある。

 食材も長く入れていたら、やはり腐る。ただ収納されている間は時間の流れが遅くなる効果があるようだった。


 だから肉や野菜は勿論、ベリーを始めとした果実は用意されていても、そう多くはない。調味料と香辛料は多く持ち込めても高価な為、やはり数は用意できていなかった。

 その中にあって、一番種類も量もあるのはワインを始めとする酒類だった。ビールやエール、年の若いワインやビンテージ、変わり種として蜂蜜酒も数種類ある。


 そこに朝の瞑想を終えたルチアが帰って来た。

 手早く服を着替えて朝食の準備に合流する。


 今日の朝食は、精製度の低い小麦を使った黒いパンと果実を絞って作ったジュース。オレンジとは違うが酸味と甘みが程よく、栄養が豊富。オレンジに似た風味だが色は紫色をしていた。

 そこに生野菜のサラダとハム、ソーセージを茹でて香辛料を少々振りかけた物が加わる。


 朝の食事は質素な内容である事が殆どで、量を取るのは昼か夕になる。旅暮らしの時は状況次第でそれが変わった。今はそういう暮らしではないので、これからは肉料理を食べる時間は夕食の時になりそうだ。


 食卓の上座に座って待っていると、アヴェリンとルチアがやって来て手早く配膳を済ませた。その終えたタイミングでユミルがやって来る。


「おはよ……」

「ああ、おはよう」


 髪は解いて乱れたまま、目も据わってショボショボとさせていた。彼女の生活は夜型なので、未だに慣れない朝の起床はいつもこんなものだ。昨日は深酒という程ではなかったので、酔いが残っている訳ではない筈だ。


「おはようございます、ユミルさん」

「遅いぞ。たまには手伝ったらどうなんだ」

「……うん、おはよ」

「それはもう聞いた」


 アヴェリンが呆れた目をして返事を返すのを見ながら、未だに頭がハッキリしていないユミルを席につかせてやる。

 ジュースを注いで目の前に置いてやれば、のろのろとした動作で口に運ぶ。

 顎を上げて大きく喉を嚥下させるのを見せながら、ジュースを一息に飲み干す。


「ああぁぁ……。生き返るわ」

「軽い命で結構なことだ」


 アヴェリンの冷たい視線を受け流し、パンを手に取ろうとしたところで手を叩かれた。


「まだミレイ様が手を付けてない。食べ始めるまで待て」


 アヴェリンが育った部族では家長が食べ始めるまで、家族は誰も食事を始められない決まりだった。家長が食べ終わるまで手を付ける事すら許さない、という決まりの部族もある。だが大抵の場合、家長の許可なく食事を採るのはマナー違反とされ、勝手な食事は家長の権威を蔑ろにする行為と取られる。

 食事を抜かれ折檻される程の罰は珍しいが、程度の差こそあれ、種族が変わっても家長を立てるのはどこも変わりない。


「いただきます」


 ミレイユは苦笑して自らパンを手に取り、一口分に千切って食べる。

 アヴェリンは厳しすぎ、ユミルは緩すぎる。生まれた時代の差でもあるから、注意してもなかなか直るものではない。

 結局のところ、自分が早く何か一品、口に入れれば済む話なのだ。


 ミレイユに続いて、それぞれが信仰する神に祈りを捧げて食事を始める。

 口にしないのはユミルだけで、一番熱心なのはアヴェリンだ。たっぷり五分は祈りを捧げた後、ミレイユに向けても簡略化した祈りと一礼してから食事に手を付ける。


 アヴェリンにとって、ミレイユとはそれ程までに畏敬を向ける存在だった。神に次ぎ偉大な存在で、どのような人種、どのような王族より尊崇されるべき存在と考えている。

 無論、ミレイユはそれを行き過ぎた感情だと思っているし、諭してもみたが、これまで全く効果を上げていない。


 食事中は声を出さないのがマナーであるルチアは、祈りの最中も食べ始めてからも無言を通す。これについてはそれぞれの慣習の問題なので、誰も気にしない。


 朝食の品目は少なく、それ故に早く済む。

 食後にコーヒーを飲むという習慣もないので、食後は何も持たずに雑談の場だ。時にこれは作戦会議や旅程の確認の場ともなるが、多くの場合雑談のみで親睦を深める。

 うまく日本の通貨を手に入れれば、食後のコーヒータイムを習慣化できるかもしれない。

 ミレイユが今後の展望に意識を傾けていると、適当に片付けていた皿を重ねながらアヴェリンが伺うように口を開いた。


「本日は通貨を得る為に動くとの事でしたが、他の者達も同行させますか?」

「……好きにしろ、と言いたいところだが。その前に着る物をどうにかした方がいいかもしれない」

「着るもの、ね……」

「それほど気にすることですか?」

「昨日は何ともありませんでしたが」


 それぞれに疑問符を浮かべるような表情をしてミレイユを見てくるが、これについて異論を認めるつもりはなかった。


「昨日は単に暗かったから誤魔化しが利いただけだろうし、アキラにしても単に口にしなかっただけで、絶対に違和感を持っていた筈だ。外で活動するつもりなら、この国で一般的な衣服を身につける必要がある」

「その為に、この国の通貨が必要と」

「でも、それって奇異に見られず通貨を得られる前提があってのものじゃないですか?」

「そうだな……」


 通貨を得るまで奇異に映ることは、覚悟せねばならないだろう。服を買いに行く服がないとはこの事か、そこは我慢するしかない。大体、奇異に映るだけで犯罪ではないのだから。

 問題は職務質問を受けた場合だ。見慣れない格好でうろつくだけで、警官はとりあえず声をかけようとする。そこから予想できる問題を考えるだけで、芋づる式に膨らんでいくのが想像できるようだ。


 頭の痛い思いで溜め息をついて、ざっと全員を見渡す。


「だから、全員で動くのは目立ちすぎると思う。私一人で――」

「それは賛成できかねます」


 咄嗟にアヴェリンが遮って、ミレイユは苦い笑みで頷いた。


「うん。だから、あるいは二人で行こうと考えている。三人は……、どうかな。ギリギリか?」

「日中動くつもりっていうなら、アタシはパス。こちらの太陽は眩しすぎるのよね」

「私は興味ありますね。昨日は待機組でしたし、今日は別にいいでしょう?」


 ミレイユは頷きかけて動きが止まる。困ったように眉を寄せ、すまん、と一言詫びを入れた。


「お前は見た目でアウトだ。平日……今日は平日だろうと思うが、日中から十代半ばに見える少女が出歩いてると補導される」

「……はい? 補導? ……補導ってなんです?」

「何というか……、お前のような年齢の少女は学校に行っているものなんだよ」


 学校、とルチアは口の中で言葉を転がす。


「つまり、学問を教えているんだ、子供に。大人になるまでな」

「それは昨日、アキラに聞きましたね。何でも最低九年間は学ぶのだと。そして大抵は更に三年、追加で学ぶそうだ」

「それはまた随分と偏執的なのねぇ。この国は学者の国? それとも全員、狂信的なのかしら」

「学者の国ではないが、それだけ教育に力を注いでいる国だと言うことだ。そういう訳で、夕方までルチアは自由に外を歩けない。というより、その補導が一番面倒くさい」


 先程の学校についての困惑も取れぬまま、ルチアは怪訝に眉を顰めた。


「その補導って何なんです? 悪いことのように聞こえますけど。憲兵にでも捕まるんですか?」

「――非常に近い」


 ミレイユは思わず、ルチアを指差した。


「非行の防止する為の活動で、憲兵――こちらでは警察と呼ばれる組織員が、それを行っている。つまり犯罪をする前に、あるいは巻き込まれる前に手を打とうと目を張ってる訳だ」

「はぁ……、そんなに犯罪に目を光らせているんですか」

「犯罪が少ないって、そういうこと? 怪しい奴はまず罰せよって?」

「そういう事じゃない。別にあらゆる場所に目がある訳でもいない。実際は見つけられない、見逃してる方が多いぐらいだろう」

「……なによ、つまり建て前?」


 そうだ、とミレイユは頷く。


「毎日同じ時間、同じ場所にいるような事がなければ、あるいは注意を払っている場所に行かなければ、まず補導されるものじゃない」

「でも、どこに目があるか分からないのも事実という訳ですか」


 ミレイユは再び頷く。


「今は些細なトラブルさえ避けたい。敢えてリスクを背負って、ルチアを連れて行くメリットがない」

「そういう事なら了解です。今回も留守番に徹しましょう」

「悪いな」ミレイユは頷くように小さく頭を下げる。「埋め合わせは考えておく」

「構いませんよ。これから何度もチャンスはあるでしょうから」


 となれば、と期待に満ちた目でアヴェリンが見つめ返して来た。

 ミレイユはそれを、やんわりと否定する。


「だが、アヴェリンも駄目だ」

「――何故です!?」

「アンタと一緒だと、いらぬトラブル招きそうだからでしょ」

「そんな訳があるか! 大体それだと他に供を出来る者がいません!」

「いるだろう、一人」


 アヴェリンは一瞬、虚を突かれたように動きを止め、そして何を言いたいのか察知するにつれ、顔をみるみる間に赤くしていく。

 ついにテーブルを叩き付けて立ち上がった。


「あり得ません! あれは信用や信頼とは最も遠い輩です。誰か一緒にとなればともかく、たった二人切りで行動を許すほど、私は耄碌しておりません!」

「……あー、つまりアレですか? あいつを召喚してみよう、と?」

「いやぁ、いいんじゃない? お金勘定や交渉だけで見れば信用できるでしょ」

「――それ以外の一切が信用できんだろうが!」


 アヴェリンはユミルに向き直り唾を飛ばす。


「でもまぁ、妥当な人選……人選? ――まぁ、人選かと言われたら、アタシも疑問かしらねぇ。そんなに難しい交渉するつもりなの?」

「相当買い叩かれるだろう、と予想されているようだ」

「ああ、何かを売って、こっちの貨幣を手に入れようと思ってるのね。それでマシな交渉役を連れて行きたいと……」


 何かに納得したように頷いてみせたユミルだったが、対するアヴェリンは激しく頭を振った。


「種族として、アイツらは絶対にタダでは動かない。対価を要求してくる。今度は何を要求してくると思う!?」

「何かしらねぇ……?」

「前回は魔力だけだったが……。高純度で他に類を見ないと、気に入った様子だった」


 記憶を探りながら言ったミレイユに、アヴェリンは顔を向け両手をついた姿勢のまま顔を近づける。不敬と思える行動、アヴェリンらしからぬ行動だったが、それだけ何とか説得しようと必死なのだろう。


「考え直して下さい、ミレイ様! 奴らは同じ要求をしてくる事はまずありません。必ず何か、一つ釣り上げて要求してきます。金銭、物品、そういった形あるものは絶対要求しません。次はミレイ様の魔力以上に価値あるものを要求してくるのです!」

「私からすれば、魔力を少し分け与えるなど、最も安い取り引きだった。それより少し値上がりしても、大した痛手ではないと思うが」

「――それが奴らの手口なのです! 最初は少額、あるいは取るに足りないと自覚しているものを要求し、割の良い取引だと思わせる。そして気づけば、払えない、払いたくないものを要求されてしまうのですよ!」


 アヴェリンにそう熱弁されれば、ミレイユも再考せざるを得ない。

 割の良い取引が何度続くか分からないとなれば、そして本当に困った時にしか使わないとするなら、確かにここで切るカードではない。


「因みに、アンタは何を要求されると思ってるのよ。ねぇ、アヴェリン?」

「それは……分からんが。まだ二回目である事だし、要求する魔力を多めにするだけで済むかもしれん」


 途端に口ごもったアヴェリンに、ユミルは嫌らしい笑みを浮かべた。追求をやめるつもりはないらしい。


「いやいや、それだけ頑強に否定するってことは、それで破滅した人を見たとか聞いたとかしたんでしょ? アンタ、何を知ってるのよ?」

「いや……、別に。そういう話を知ってるだけだ。大体、有名な話だろう……!?」

「ちょっと分からないわねぇ、どういう事よ? 詳しく知りたいわ」

「えぇい、うるさい! お前が知らぬ筈ないだろう! 白々しいぞ!」


 顔を赤く染めて着席すると、そっぽを向いて腕を組む。これ以上話すことはないという意思表示だった。

 ユミルは嫌らしい笑みをニヤニヤと浮かべたまま、ミレイユに顔を向ける。楽しそうな表情を隠そうと顔の前に手をやっているが、まるで成功したようには見えなかった。


「ま、そうね。やっぱりアンタの考えには、賛同しない方がいいみたい。別の手を考えなさいな」

「……その方がいいようだな」


 アヴェリンが重い動作で頷きを見せた時、そこに軽快な声が横から飛んできた。


「当座の資金が欲しいなら、借金すればよくないですか?」

「なに……?」

「難しい交渉を考慮して、少しでも多い金額を入手しようとするより、そっちの方が手っ取り早いですよ」

「手っ取り早いのは確かだろうが、返す当てもないのに借金はできないだろう。それにやはり、担保も必要になるだろうし、首が回らなくなった場合を考えると……」


 ミレイユが渋面になって否定すると、ルチアはやはり軽い調子で応える。


「何も難しい事なんてないですよ。借りる相手はアキラさんですから」

「アキラから?」

「食べていくのに苦労しないって話してたじゃないですか。じゃあ、そこそこの金額は所持していて、そしてそれは多少の出費では崩れるような物じゃないと思うんですよ」

「いや、しかし……」


 ルチアは簡単に言うが、いい大人が子供から借金するというのは、心理的に抵抗がある。それも両親を失い、一人で生きている学生からだ。こちらも頼りになる知人がいないのは確かだし、無一文の身の上だが、それでも超えてはいけない一線というものがある。


「奪い取ろうというんじゃないんですから。借りるってだけじゃないですか」

「しかし、それなら多少買い叩かれたとしても、装飾品を売りに出した方がマシではないか?」


 いいえ、とルチアは決然と首を振った。


「負い目なく私達に貸しを作らせる、そういう関係を持たせようと言いたいんです」

「貸しを? ……どういうことだ?」

「正直、こちらの方が一方的に渡し過ぎですよ。敵の情報、対処方法。確かにこれから遭遇するであろう敵が、こちらにとって全て既知であるかどうか分かりません。でも、その情報と対処は値千金に相当するものじゃないですか?」

「それは……、確かにそうだ」


 アヴェリンが理解を示せば、ミレイユにも言いたい事が分かってくる。


「たかだか出会っただけの縁、一食の恩で渡すには、あまりに過度だと。そう言いたいのか?」

「そうですね。今はまだ実感がないだろうから当然ですけど、いざ自分で戦おうと思った時、彼は思う筈です。どれほど大きなものを与えられたのか」

「……気付くか? 結構マヌケに見えたが」

「気付かないなら、別にそれでもいいですけどね」


 ルチアは肩を竦めて、小馬鹿にしたような息を吐いた。


「そうでない事を祈りますよ。でも、私の見立てじゃ、ただ教えるだけでは終わりません。武器を貸し与える事になると思います」

「……何故そこまでしてやる必要がある」


 アヴェリンが不快げに言うと、ミレイユがルチアに同意する。


「そうだな、ルチアの言うとおりかもしれない。学生のアキラが持てる武器なんて、せいぜい木刀か家庭用の包丁ぐらいだ。当然だが、誰もこんなので戦うなんて想定していない。これで対処方法は教えた、とは言えないだろう」

「木刀……。剣を模した木製の棒、ということですか?」

「そうだ。ゴブリンならばいいだろう、それでも殺せる。だがそれ以上となると――」

「ちょっと待って」


 ユミルが割り込み、剣呑な表情を見せる。いつの間にか笑顔は消えていた。


「この世界ってマナがないじゃない。この邸宅に帰ってきてから気付いたんだけど、あっちは木にも石にも水にさえマナがないのよね」

「――はい、私がチグハグと言ったのはそれもあるんです。電線に魔力は通ってて、一応それが拡散してるから気付きにくかったんですけど。でも、ユミルさんが言うとおり、一切見受けられません」

「でしょ? アタシたちにとっては、あって当然だから気にもならないし、まず有り得ない事態だから知らない方が当然だけど……。マナの含有してない物質で、魔力を持った生物の皮膚は貫けないのよ」


 ああ、とミレイユは呻いて顔を歪めた。

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