第2話 風光明媚で、なんにもないじゃん。
うん。天気は良いね。高原っぽい。爽やかな風が吹いてて雲がたなびいてる。これでウシとかウマとかヒツジとかを見て、ブタって意外と綺麗好きなんだぜってショボいウンチクたれてる
「……いや、なんもないじゃんココ。ってかドコ?」
持ってたタバコの灰がポトリと落ちる。あぁ、うっかりフリーズしてて吸うの忘れてた。1本損したな。
非常事態だからノーカン! と草むらの土が見えてるトコに押し付けて消火。良い子とちゃんとしたオトナはやっちゃイカンぜよ。
灰皿無いや……。
……ちょいとタバコ吸ってきま~すって言ったまんま失踪扱いだなこりゃ。まあ後はどうとでもなるっしょ。
よし、
『グヒュルルル……ブギーッ! ブギーッ!』
ファースト・エンカウントにしちゃあ重すぎじゃないっすか? どう見たってあれ、孕ませられる系のアイツじゃんよ。
「こちとらケンカ殺法ぐらいしか知らんし。しかもマンガで読んだやつ!」
ハイもう確定! ここ日本じゃない! ってか地球でもねえッ!!
「なんか知らんが、
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