第4話 ラフテー定食 いちゃりば


【いちゃりば】


新宿の沖縄料理屋さん。

メニューでラフテーに惹かれた。

ゴーヤチャンプルーも捨て難い、しかし脂身肉を頬張るとは人の常。



箸を入れればスッと音がしたかと思う柔らかさ。

一口大に割り、からし色とはこの色よ。というぐらいからし色なからしを付けて白飯と一緒に頬張る。

煮物特融の甘さと醤油のしょっぱさが合い混じる。

ラフテー一口に対して白飯三口ほどかき込みたくなる旨さよ。

ラフテーの脂っこさがからしで消され進んでしまう食欲。

おかわりは必須。

白飯はラフテーに汚されることを幸福と思っているに違いない。


これは明日の健康診断が危ない。

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