白鳥さんと関西旅行
1話 そうだ、京都に行こう
春……。寒さも和らぎ、どこかに出掛けたくなる季節。
「そうだ、京都に行こう」
始まりは唐突である。
「いや、唐突過ぎるわ! お前はどっかの旅行会社の回し者か!?」
こいつの言動は、いつも唐突で……。
「明日、早速出発するから準備しておきなさいな」
何の遠慮もない。
「ったく、しょうがねえな」
こいつ白鳥美和子と、おれ高村秀が出会って、もうすぐ一年になろうとしている。
自称「白魔導師」の白鳥に、ひょんなことから「使い魔(別名:パシリ、下僕)」にされてしまったのだ。
そして、今日も今日とて振り回されているという訳だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます