1日目
「おーい起きて?オンナの人」
子供のような声が聞こえて目を少しづつ開ける、ここはどこだろう?ん?まっさらな土地...暗い群青と輝く星々が映される空...
「もしかして...本当に見知らぬ星に来ちゃったの!?」
「お、大きな声を出さないでよ...エトワール驚いちゃった。」
ダメだどう考えても分からない
「えと、オンナの人?あなたの名前はなんなの?」
「あぁ、私?私はソフィー、まだ無名だけど...画家をやってる君は...エトワールちゃん?」
「そう!エトワールはエトワールっていうんだ!エトワールはこの星のお姫様なの」
「おっお姫様?」
「そう、凄いでしょ?まぁこの星にはエトワールしかいないからトウゼンのことだけどね」
「ほへー」
私がこの星に来た理由、経緯、方法は分からないけど、少しの間ここに居てもいいかもな、別に急用の仕事とか、心配してるれる人なんて居ないしね。
「あ!えーとソフィー?エトワールがこの星を案内してあげる着いてきて!」
「はーい」
無邪気な笑みが微笑ましいだけどこの娘いつから、どうやってこの星に来たのかな?
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「ジャジャーン、ここがいつも寝てるとこ可愛いでしょ!このネコのクッション」
「確かに...可愛いかも」
「ジャジャーン、ここが食べ物を取る所」
「これ...木?」
「そう!木、ここでいつも木の実を取って食べてるのー美味しいよ!」
「へーでも食べ物はこれだけ?飽きないの?」
「うん、でもエトワールは飽きないから平気」
「そうなんだー」
「ジャジャーンこのこはエトワールが愛情込めて育ててるカモミールでーす」
「か、カモミール...あ、いい香りだ」
「でしょでしょ!話したり、動くことは出来ないけど見た目は綺麗だし香りも良いんだー」
「素敵だね」
「最後にここは考える場所、何か変な気持ちになった時とかはここで空を見上げてこの紙に絵を描いてるんだ」
「絵を?」
「そう、自分の思ったことを絵に描いて再確認して満足するの」
「じ、自分で満足するためだけに描くの?」
「そうだよ?」
「へ、へー珍しいねぇ」
「そうかな?」
「うん」
「ならそうなのかもねー」
エトワールは空を見上げていた、確かに自分の為だけに絵を描く画家は多いだろうただ私は大衆に見られて初めてこれは自分の想いではなく作品だ、と言えると思う。数は単純だ、だからこそ私のような創作者は悩み、もがく数の暴力に圧政されならがも。
「何かボーッと、してるだけってのもあなたが居れば悪くないかも」
「あっえっとそう、かも?」
「ふぁ〜ぁ案内してたら疲れちゃったもう寝よーっとソフィーも一緒に寝よ」
「うん!分かった」
私は、エトワールと共に寝床に行き少し寝た。
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