魔女と無能力の子
橋元 宏平
序章
今でない時、ここでない場所。
この世界には、「人間」と「
人間と魔の者は、とても仲が悪く、対立し合う
この世界の人間は、生まれながらに必ずひとつ「
誰もが三歳の誕生日を迎えると、「
人それぞれ、生まれつき持っている力の特性が違いました。
その子が、どのような特性を持っているのかを、鑑定してもらうのです。
ところが、ある日のこと。
ひとりの男の子が「
この世界の人間は「奇跡の力」を持っているのが、当たり前。
持っていない人間は、ひとりもいません。
前例のない「無能力者」を、両親さえも
「無能力のお前は、人間ではない」と、誰もが突き放しました。
男の子は、食べ物も満足に与えられず、いつもひとりぼっちでした。
街外れには、魔の者達が
「森には、邪悪な魔女がいる」という噂があり、人間はあまり近付きません。
しかし、街から追放された男の子は、恐ろしい魔女がいることを知りながら、森へ行くしかありませんでした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます