第21話 星麗奈と風夏

「お化け!?」


「またそのようなことを…酷いですね。」


「この子は幽霊じゃない。星麗奈せれなだ。君達も見ただろ?幻覚を。」


「幻覚??」


「もしかして、以上にいつもと違ったお店はあなたがやったんですか!?」


「そうです。」


「ワレに見えた光も??」


「そうです。あなたに関しては、気絶してしまったので、私が抱き上げてここに連れてきました。」


「そうのか、」


「すごいでしょう?私の幻覚能力は。」


そうか?


「凄いですね!」


志乃が目を輝かせた。


「それより、ここで何が起きてるの??」


みっちゃんそれ私が聞きたかった事なんですけど…


「能力を暴走させた奴が殺しを始めた。出口は能力で閉じられていて開かない。どうしようもない状況だ。奴を倒して出口を開けるしかないな。」


「雪斗司令官。もうすぐ、こっちに奴が来ます。」


朱那はそう言うとスーッと深呼吸をした。


「ありがとう。朱那、星麗奈。それでは、戦おうか。君達はここにいろ。風夏ふうか、後は頼んだ。」


「了解です。雪斗司令官、朱那、星麗奈どうかご無事で。」


3人の後ろ姿はあっという間に小さくなっていった。


「どうかなさいましたか?」


「なんでもない!大丈夫だよ!」


「そうですか。みっちゃんさん。そういえば、先日は飛ばしてしまってすみませんでした。怖かったですよね。」


「なんのこと??」


「ここに来る前に風で飛ばされましたよね?あれ私の能力なんです。」


「そうだったんだ!」


風能力に、幻覚能力、瞬間移動能力、身体能力…

色んな能力が存在するんだ。


ドカーンッ


「なに!?」


大きな音に驚いて私は振り返った。

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