第19話 的当てゲーム

「やばい…お嬢ちゃん達たちを探さないと…」



「本当に腹が減った。ワレもう限界、この中にご飯出す能力者とかいないのか?」


「居たらとっくに出してるよ、」


「そうだよな、」


「次また敵が来るかもしれないからさ、どういう能力を持っているのか知っておきたいから、調べてみない??」


「賛成です!みっちゃん先輩!」


「ワレも賛成だ!」


「わたしも!」


調べるって言っても、どう調べたらいいのかわからない。

ちゃんと考えてから言うべきだったわ。

あっ、そういえば…


「柄木ナイフ持ってるでしょ!それで的当てゲーム的なのしない??


「なんで的当てゲーム??」


「攻撃に向いてるか知るためかな!」


「なるほどね、ワレはやってもいいぞ!」


「「やろう!」」


「よし、決まりだね!」


私達はナイフを壁に向かって投げてポイントに当てるというゲームをすることになった。

ちなみに花ちゃんが持ってた石を壁に擦り付けて書いた丸がポイントだ。


「ワレが最初に投げる!」


まだ痛さが残ってるけど、行けそうだな。


ズドンッ


「ポイントに当たった!やっぱりワレは身体能力かな!」


音がやばい。

柄木が味方で良かった。


「じゃあ次私が行く!えぃ!」


グサッ


「あれ??地面に刺さった??」


「やっぱりみっちゃん先輩って運動神経とかない感じですよね、」


「あはは!そうかも〜!」


みっちゃん運動苦手なのか。

メモメモ。


「次は私ですね!おりゃー!」


トンッ

ポトッ


「当たったんだけど、落ちちゃったな、惜しいぃ!」


志乃は命中力したか。

落ちたけど。


「つぎ、わたし!」


ストンッ


「すぐおちちゃった!」


まぁ、そうなるよな。


今回の結果で、柄木は身体能力系だと確信できた。

それと、私達3人はやっぱり攻撃に向いてないことがわかった。

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