第14話 実力はいかに

「僕の名前は白鳥しらとり雪斗ゆきと。僕を倒したら、ここに連れてこられた理由を答えるよ。知りたいだろうからさ。」


ワレこの人の顔好き。

こんな美少年に顔面パンチとか出来ない。

顔を傷つけるような攻撃は出来ない。

それを避けて攻撃しよう。

頑張れワレ。


「どうしたんだ?そこの人。」


えっ!?

もしかしてワレのこと??


タッ、タッ、タッ、タッ、


こっち来るぅ!

やばいよぉ!


「君の名前は?」


「ワ、ワレの名前は柄木だ!」


「柄木ちゃんか。さっきから僕の方を見てくるけどさ、どういうこと?」


「あ、あの…それは…人間観察的なものでして…」


「ふーん。そっかー。僕に惚れたのかと思った。」


顔面には惚れたかもしれない。

だから間違ってはいないぞー。


「で、僕と最初に戦ってくれるのは誰??」


ピシッ


「わたしが、こんどは、みんなをまもる!」


花!?


「花ちゃん、気持ちは嬉しいけどここは私達に任せてね!」


良かったー。

みっちゃんが止めてくれたー。


「ここは私が戦う!」


「おっ!みっちゃん先輩がんばれです!」


「うん!頑張る!」


何この展開…

ワレの出番じゃないの??

さっき戦って疲れたと思われてる??

ワレまだまだ行けるのに…


「キッーーーーク!」


スッーーー


「あれ??おかしいな、」


「キッーーーーク」


スッーーー


「えっ!?強すぎるよこの人!?」


いや、みっちゃんその人1歩もそこ動いてないよ。

みっちゃん人を殴ったり出来ない人だから多分無理だよ。

わかってたんだけど、ここでならと思ってたワレがおかしかったみたいだ。


「じゃあ志乃行きまっす!」

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