第8話 敵か味方か
なぜ皆気が付かない?
近くに人はいるし、えっ、なんで??
「こっちだよ!」
「ギャー!お化けー!」
バタッ
「驚かせすぎたかな?まぁ任務完了だからいっか!」
ツンツン
ユサユサ
「起きてぇ!」
全く起きない…
じゃあ担いで持っていくか。
「よっこらしょ!」
柄木は彼女に抱えられ、森の奥へと入って行った。
ここはどこだ!?
ワレさっきまで森にいたのに…
もしかしてあの髪の長いお化けに殺された??
さっきのお化けは敵か!
「みっちゃん先輩!」
「んー?」
「もう休憩しましょ!」
「わたしも、きゅうけいしたい!」
「じゃあ、そうしよっか!」
後ろから誰かの声が聞こえる。
ワレの敵か味方か…
和気あいあいとした空気からは敵意は無さそうだ。
ならば!
「誰か助けてくれー!ここが何処だかわからない!誰かいないのかー!」
よし、これで敵ではないなら、ワレの所に来てくれるはず!
さあ、どっちだ!
「今誰かの声がしたよね??」
「したした!みっちゃん先輩も聞こえましたか!」
「わたしも、きこえた!」
3人は立ち上がり音が聞こえた方へと走った。
タッタッタッ
足音が聞こえる。
ワレを助けに来てくれたのか。
でもまだ信用した訳では無い。
味方と分かるまでは信用しないぞ。
「大丈夫ですかー!」
ワレはその聞き覚えのある声にビクッと体が動いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます