第6話 初めての毒味

仕掛け扉すごい凝ってる。

一体なんのために??


「そうみたいね、中には…料理!?が入ってる。これを食べて生活しろってこと??それにしては1食分くらいしかないから、毎回こういう感じで出るってことか??」


私達を死なせないためか、

もしくは、毒を入れてさっさと死なせるためか、


「わたし、おなかすいたっておもってた!やったぁ!」


「待って、私が先に食べる、毒味は必要だから…」


初めての毒味だから緊張する!

やばい!!


「えーそんなこと言っちゃって先に食べたいだけじゃないですか?私が先に食べる!」


「ちょっと!」


モグモグモグモグ


「美味しい!これは美味しいぞ!みっちゃん先輩と花ちゃんも食べてください!」


「そうね、食べよっか!」


モグモグモグモグ


「美味しい!」


「わたし、こんなにおいしいごはん、はじめてかも!やったぁ!」


「「「ごちそうさまでした!」」」


ダンッダンッダンッ


「食べてそうそうどうしたんですか??」


「ここから出られないかと思って壁を蹴ってるんだっ!」


ダンッダンッダンッ


「ダメかー、」


「武器とかあったら良かったんですけど、」


「わたし、ぶきもってるよ!ほら、いし!」


「石か!なにかに使えそうだ!すごいね!」


「やったぁ!しのちゃんきいて!おねえさんにほめられた!」


「良かったね!」


結果オーライだけど、私達を殺さない程度に苦しめたいってことなのか、色々わからなさすぎる。

これからどうすればいいんだ??

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