104 酒とか薔薇とかの日々…
◆2023年10月9日
忘れきってた旧ブログ名を思い出した(2011年の)。
MOONSEED。月の種。
カタカナ名だったと思い違いしてたから、検索してもヒットしないでいた。
それであきらめてたから…うれしい。
この荒れ山にまさかこんなに手こずったまま老いぼれちゃうとは、夢にも思わずいられた日々が…そこにはあり──。
でね、12年前の今日記事は薔薇リストだった。
んで数えてみたら、その時点でさえなんと75品種もの名が
(今日までを含めるなら、軽く100苗以上突破してる)。
──なのに、残ってるのはショボい株が10株あるかないか。
私の手入れ不足はもちろんだけど、防ぎきれない獣害、原野化にもよった。
お 手 上 げ !
もう、好きにしてくれ~い。
ヤケ酒飲む金も麗しい薔薇もない海月山暮らし。
けど、もう慣れただよ。慣れるきゃない。
こんなもんさね。生きてるだけで丸儲けとくらぁ。
孤独な夜に包まれてそっと吹き抜ける風が
この胸に思い出をよみがえらせる
なんて歌詞の【酒と薔薇の日々】聴いた後で、
この歌も↓神妙に聴いた。
誰かがこう言った
愛とは柔らかい葦を溺れさせてしまう河だって
薔薇とは荒れ山じゃ枯れちまう花だってって変換しつ。
またある人はこう言った
愛とは魂に深い傷を残す鋭い刃物だと
またある人はこうも言った
愛とは満たされることのない飢えの苦しみなのだと
でも私はこうも思う 愛は花で
そしてあなたはその大切な種なのだと
…そうか、残り少なになった薔薇だって種をつけたっけ。
なら、その種から新種を増やし始めることもできなくはないのだ。
旧ブログ名をMOONSEED、月の種とつけた私だもの。
傷つくことを恐れてるから 楽しいダンスも踊れないでいる
夢からめざめることが恐いから 小さな夢さえつかめない
誰かを受け入れることができない限り 与える喜びを知ることもできない
死ぬことを恐れてるだけでは 生きることの意味を決して学べない
夜があまりに切なく寂しいと感じた時そして道がはてなくあまりに長いと感じた時
きっとあなたはこう思う 愛とは運や強さを持った人のためのものだと
そんな時ふと思い出してみて
厳しい冬でも 降り積もる雪の下には芽生えを待つ花の種が静かに静かに眠っていて 太陽の恵みを浴びると 春には華麗な薔薇の花を咲かせるのだということを
【The Rose】聴きたい方は↓
https://www.youtube.com/watch?v=ISjEYji-jIA
ここ数日、急な寒さで冬を思わずにいられなかったけど、この荒れ山だって待ちつづけるなら春は再びめぐり来るわけです。
身が縮かむ風音に鬱っ気もよおしだしてた婆さん、まずはお月さまのタネだけでも脳内宇宙に花咲かせられないかしら──と、深まる夜に考えをめぐらせだしてました。
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