079 蝉のぬけがら

    ◆2023年8月2日

今朝。空蝉うつせみをふたつ(正確な数え方は2個)見つけました。


ひとつはヒノキ林の縁に群生した射干シャガの葉裏で、1.5cmほどのがしがみついてました。

……はかなかろうが地表で過ごしたいと、発育不良なまま殻を脱いだのかな。


セミにしては哀れなほど小さかったと夜思い返してたら、種類によるのかもとの疑問が浮かびました。プチ野菜畑の囲いにつかまってたの、も少し大きかったからなあ。



調べたら、小さな殻はジーと遅くまで鳴くニイニイゼミのらしい。

住宅地には不適な絶滅危惧種で、平地の雑木林で朽ちた木や湿りがちな土が生育に必要だそうで、見つけたところもこの条件にドンピシャだったから、私的には同定。

殻の小ささを憂いたのも、むべなるかなでした。

そしてフェンスの大きめは、たぶんミンミンゼミ。体長だけで見当つけたのですが。




蝉の地表での命は1週間と云われてますが、実際はもっと長命とか。

某調査ではアブラゼミ32日、ツクツクボウシ26日、クマゼミ15日だそうで、さらに伸びるとすれば一夏を生き抜けるケースもあるかしれません。


ヘタレ婆さんの分も、この夏をひたむきに生ききってほしいなあと願いました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る