080 なさけない夏野菜畑

    ◆2023年8月3日 

恥ずかしながら、収穫した夏野菜はオママゴトサイズでした。 

ミニトマト、シシトウ、オクラ、コーンもね。みんな。

それで刻んで、カレー味のスープにしちゃいました。

具というよりはダシに煮つめたって風で、我ながら苦笑いしたことでした。


でもまあ、おかげで夕餉ゆうげが多少は豊かに。

来年こそは、くれぐれも定植は遅らせまじ!

ぐうたらの起因たる鬱ッ気克服のためにも、新鮮野菜は要自給よね。




ところで。そんななさけない育ちのプチ畑に、今日もセミの抜け殻が。

ニラの畝に生えた姫檜扇水仙ヒメヒオウギズイセンの葉についてたので、今後の耕作が気になります。土中時代をじゃましたくなく、昨夜に続いてさらに蝉の生態を調べてみました。

何年も暗い地面の下にすくだまり、何を餌に生きてこれたのか。

プチ畑の土壌は3年前に開墾、さほど豊かにはなってません。


永遠に思えたかしれない闇の孤独を蝉が耐えられるには、針のような口で木の根から樹液を吸い上げられての日々あってこそですよね。

そしてニラの畝の傍らには、ほんの仮植えのつもりだった木槿ムクゲに桑、梅もどきまでがいつのまにやらひしめき育ってたわけでした。

……そうか、だから未だやせ土のプチ畑でも見つかるのか、空蝉が…。



幼虫は土の中で7年を過ごし、地上に出てくるとわずか1週間で死ぬ……」という話を多くの人は聞いたことがあるかしれません。

けれど実際は日本にはそんな蝉はおらず、熊蝉で4~5年、油蝉で3~4年、ツクツク法師蝉で1~2年くらいなんだそうです(飼育困難で他種も精査は難しい)。


ただ、土中にもぐる前に実は地表の樹木に産みつけられた卵が翌夏までそのまま過ごし、それから孵化した幼虫が地中生活に入るそうで、その方が私には驚きでした。

そもそも栄養が少ない樹液を頼りに遅々と育つしかないのに、こんな荒れ畑の木の根へすがりに土へ潜っていくんですよ。




毎冬、仮植えのはずだった木々を各々の適地へ移植しようと思うだけで春を迎え、夏に至ってました。おかげで蝉の生態は知れたものの、蝉にまで私のぐうたらぶりが影響してたとは……。

すでに今夏もどれかの幹に卵は産みつけられてしまってるかも。

今度の冬こそは移植をとの心づもり、堂々とパスしていい口実になっちゃいそう。



◆  ◆  ◆  ◆  ◆

どんなになさけない野菜かは、状況ノート画像でごらんあれ

蝉の殻も↓写ってますよ

https://kakuyomu.jp/users/medusaion/news/16817330661390601034

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