022 山畑をよみがえらせる

  ◆2023年2月19日

今日はずうっとどしゃ降りで風も強かったので、私にはいい骨休めになりました。ヘタレ婆さん、1日仕事すると3日休まずに、いられなくてねえ。そんなくらいだから、日が落ちるまではまだ背中も張ってて、この日記を綴る気力だって失くていた。

で、自然農のYouTubeだけ観てました。

すっかり原野に戻ってた放置畑は入り口さえ茨にススキ、そして竹にまでふさがれ、こんなじゃ耕作のし直しまでシャカリキになってはくたばりかねず、もう不耕起でいくっきゃないと、腹づもりしたからでした。



昨日までに、入り口から3mは一輪車を通せる幅だけ地表を刈りました。


そしてポット苗のまま花がつきだしてたスナップエンドウを、耕さず植え終えた。

奥はすっかりススキ原にもどってるみたいだけど(意気消沈しきらぬよう、惨状らしいところは目をそむけてる)、手前側はなんと、低草しか生えてなかったんです。ありがたや。



今年は収穫は度外視。畑の再興しだしただけで上出来としたいです 。はびこられて困るものは、おいおい始末してく。どのみち根絶やしにできないもん。宿根のチガヤも、わさわさに増えまくっとるしね。

それより、耕作放置に至った元凶の獣害対策こそ、まずはどうするかです。


以前は防獣ネットを張りめぐらせてたものの、ワイヤー入りに換えても噛みちぎられた。それで今回はフェンスを用意、植えてく範囲だけその都度拡張していくことに。

が、やたらデコホコな地形には設置が至難。しかし、これ以上の策は経費も体力も乏しいしで浮かびません。

なので、今後は畑を縮小しよう決意に至ったのでした。老いを深めていく以上、欲望や夢も断捨離していかざるをえない。

有機農法からさらに引算する自然農に転換しようってのも、その一環となります。




ボロロプレハブ前のプチ畑では、小松菜なんかすでにトウ立ちしだしています。ネギ坊主も目立ちだし、新葉への展開を兆すなど、野菜たちも迎えだした春に姿を変えだしている。

そんなここは無農薬ながら施肥育成してきたのですが、今後は少しずつ減肥、ゆくゆくは無肥料栽培とするつもりでいます。つまり、自然農にね。


転換の過程に、防獣問題も何か新たなアプローチができるようになるかしれない。何ひとつできないかもしれない。

どちらにしろ私はますますボケてヘタれゆく。よって、これらの問題なんか、実は棚上げしたままでもなんちゅ~ことでもないのかも……。


そもそも私だけが呻吟懊悩してることなんて、数えきれない生きとし生けるものを養い育んでいる海月山には、とんだ言いがかりなだけであり……。

そう考えてしまうほど、どうやら私、すっかり自然農にかぶれちまったみたいです。

雑草まみれ畑でいいというのなら、山の鳥獣害にももっと鷹揚おうようにかまえてろよというふりで、単に問題を先送りしてる気もしないではないのですが。

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