008 雨音は早春の訪れめき…

◆2023年1月14日

今日はなまあたたかい一日でした。

真夜中過ぎから降りだした雨が、やまぬままでもありました。

日が落ちる直前、窓辺の寒温計を見たら15度だったくらい。

…だもの、なんだか春先の気分になったはず。


今年の春は早まりますよ。

もう、これは断言できる。

去年から狂い咲きだしたと思ってた河津桜、あれも勘違いで早くから咲きだしただけでした。椿も3種咲いてます。まだまばらとはいえ、山茶花といっしょにね。

去年のクリスマスイブにコロナワクチン接種で下山したら、海に近い人家の籔椿やぶつばきはずいぶん花をつけてたし(例年なら三月近くから)。



今日は気候変動をまざまざと体感、夜9時というのに炬燵こたつの電源は切ったままでいられます。もちろん、綿の厚い炬燵布団こたつぶとんを胸まであててのことだけど。




そんなあたたかさもあってか、人肌色の薔薇がとうとう崩れだしだしました。

花びらの縁も、すっかりめくれた。

…まあね、活けて9日も経ったから。

昨日わずかに残ってた香りも、もうしません。


いや。もしかしたら花粉症が始まりだしたのかも。鼻水ぽいんですよね。

去年も一月にはぐずりだしてた。



花粉症の元凶となる檜の林が、ボロロプレハブの2面に迫ってるんです。しかも北側の枝は建物に被さってる。

その枝からしたたる雨だれが、トタン屋根に落ちる音がする夜です。雨はいつのまにかやんだから。

盛大に花粉を飛ばす夜叉五倍子ヤシャブシもまた、湿る闇に大きく枝を広げ雨だれをこぼしているんでしょう。




あ~、恐ろし山だこと、海月山ったら。

いくら今日はあったかいっても、じき厳寒期。

その後からだしね、三寒四温になりだすのは。

それって、ますます花粉まみれな山になるってことなんだわ!

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