夏世界
――私に歌を教えてくれた。あなたはいいひとだった。
夏にはなびら あなたの願いがわたしには転移の後の冷たさだった
そんざいの私のためか
旅の途中で炎のように泣いたこと、火からうまれる鳥を見たこと
やさしいほう、やさしいほうへいきなさい。まだ人類は滅べないから
くりかえし夏を辿っていくうちにあなたの時間へたどりつきたい
顔を削る雨が降るとき感情はつかったらいい、決して迷わず
心象の森より深いかなしみはなかったことにできるというよ
波の奥、それもくらやみ。空耳であなたがわたしに呼ぶ
どんなにか良かっただろうふさふさとひとの願いがかなったころは
考えていた。あなたを行かせた朝のことあなたが選ばなかった世界を
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