臆病もの、ときに大胆になる。

あまくに みか

石橋を叩いていいか、検索する。

 目の前に石橋があるとする。

『気をつけて渡ろう』という看板が横にある。さて、どうするか?


 石橋を叩いていいか、まず検索をする。下調べ、口コミはばっちり。では、出発。石橋をさすりながら、ぽんぽん猫パンチをしながら、渡たる。

 

 突然、ふと思う。

「この姿勢、腰痛いなぁ」

「面倒くさくなってきた」

「とりあえず、行ってみるか」

「落ちたら泳げばいいじゃん」

 そこからは、猛ダッシュで渡りきってしまう。



 それが、私だ。



 これは、臆病でネガティブで、面倒くさがりの私が、どこまで明るく書けるかというエッセイである。


 読者のみな様におかれましては「ふふん」と鼻で笑いながら読んでほしい。

 いや、読んでいただけるだけで幸せ。


 滂沱の涙を流して、小躍りしながら、今日はよく眠れそうなんて思いながら眠りにつくだろう。

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