第12話:「ごめんなさい」があっても許せる訳なんてなくて

 まだ読んでない方は、下記エッセイをお読みください。


 第2話:盗撮被害にあいました

 ちょっとばかし、思う事がありまして。(2021年)/桜木 彩 - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/1177354055519043432/episodes/1177354055537715025


 この一連の騒動の後も、たまにお店に通ってたんですけど、気がついたら店員さんが1人見当たらなくて…。

 他の店員さんに聞いたわけじゃないけど、でもいつも居たのに…。

 たまたまかも…たまたまかもしれなんですよ。

 でも、私が被害にあった時にお話した店員さんだったんですよ。

 考え過ぎなのかもしれないけど、一連の盗撮事件が原因で退職しちゃったのかな…とか思っちゃうんですよ。

 そりゃ、いきなり「あなたの職場で盗撮被害にあいました」って言われたら混乱するし、「もしかしたら自分も盗撮されてたかも…?」とか考えちゃうじゃないですか。

 犯人が逮捕されるまで気が気じゃなかったと思うし…。

 私からしたら、店員さん達も被害者だと思うんですよね。

 実害は無くても、精神的にかなり嫌じゃないですか。

 私も嫌だな…だって、犯人が店員か客かもわからないで…そんな状況でお仕事するわけでしょう?


 よく、「謝って済むなら警察はいらない」って言うじゃないですか?

 私は元々公務員苦手ですけど、そういうの関係なく…

 私の盗撮騒動は、最終的には謝罪で終わったわけです。

 刑務所かどこかから、警察署経由でね。

 慰謝料とかが欲しいわけじゃないですよ。

 でも、流石に何かしらあるだろって思うじゃないですか。

 実際に盗撮被害にあわれ方は私以外に数人いらっしゃったみたいで、被害に気付いてない方々もいらっしゃるわけですよ。

 罰金とかあったのかな…でもさ、確かきかれた気がするんですよ。

 裁判起こすかどうか…的なの。

 そこまでしたら、やっと被害者の私にも言葉以外の何かがあったのかな…とかもたまに思うんですよ。

 なんか…犯人もちゃんと逮捕されてるのに、まるで狸寝入りしてる気分。

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