第6話 金曜日の万両

この時期の赤い実をつける代表的な植物の一つであるマンリョウ。

晩秋から冬にかけて、葉の下方にたわたわな赤い実をつける。

艶やかな実はナンテンやセンリョウよりも大きめで房状につくところが豊かなイメージをほうふつさせる。葉は楕円で光に透かすと黒天が見えたりするようだ。


日本の関東地方より西に自生、剪定の手間もいらず、湿った場所、日陰でも生息する。そんなマンリョウは、他の縁起物より、徳あれど控えめな印象になる。

白色や黄色の実もあり、近頃は、葉に斑のはいった改良品種もあるそうだ。


センリョウ、マンリョウという名の植物の他には、ヒャクリョウ、ジュウリョウの名を持つものも存在するが、そこまでは追いかける気もなく、新年の縁起物として、マンリョウでシュウリョウ。

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