第4話 水曜日の南天

この時期の赤い実をつけている代表的な植物の一つであるナンテン。

四季をとおして、春は濃緑色の葉、夏は白い花、秋は橙、赤い葉の時期、冬は赤い実とさまざまな色を魅せてくれる。

種類によっては、黄緑色や赤い葉、斑入りの葉、白い実のものもあるという。


こんなにもカラフルに魅せてくれる木は珍しい。

しかも強い。


縁起物で難を転じると言われたり魔除けの意味があるとされ、邪気が入ってこぬよう玄関に飾られたり、付近に植えられていたり。

木たけが、高くのびた場合はお金が入ってくるという言い伝えもあるそう。

葡萄のように房状の実をつけるが食べることはできないので、あくまで観賞用の実だ。


朝日があたる日陰になる場所にあるのが良いとされるので、バルコニーにおいたのは正解なのかもしれない。

まだ小さくて実はないが、いつか実が鳴りますように。

赤く細めの葉が美しいナンテン、四季を楽しみに大切に育てていきたい。


金運の木丈については、この小さな可愛らしさだと、いつになるのやら。

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