ねこ

身を落としたところで、スライムじみた微温くすん顔して、逃げていく足跡だけ、食べたい。骨もなさそうなカラダで、軸だけを残して、飛び回る蝶蝶に成り変わる。なけども、わめけども、くそやろうどもと多分ひざまずく/膝枕で、あれば尚いい。紙に描いた鼠でも咥えて、いきいきとしたところです。ココは地獄、ぬかるみすらヌルい、やわらかすぎるからだはとても、美味だった。陽だまりの香りを多分、腹に収めている、魔性のおんな、不詳にも、公園の角で死んでいる。たぶん、今日もそうだ/これからのことに、違いない。

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