第2話 出かけよう

朝が来た。僕はいつも寝坊する。みんなは少なくとも、朝起きて、朝のニュースを見ながら朝ごはんを食べ、そして優雅に学校に登校するだろう。だが僕は、朝は飛び魚のように跳ね起き、「なんで起こしてくれなっかのー?!」と怒鳴りながら、パジャマを脱ぎ捨て、着替えて、歯を磨き、これ以上ない速度で靴紐を結び、学校に向かう。この通学路をゆっくり歩いたことは、あまりない。「1秒より早く」これが僕のモットーだ。僕は寝坊のプロと言っても過言じゃない。なんせ初日は転校生より遅く学校に来たのはこの僕だから。そんな話どうでもいい。ペットショップに行く日は、早く起きた、なんと6時40分だった。健康的で規則正しい人にとっては普通のことなんだろうが、僕にとって、これ以上ない奇跡だった。アポロ11号の月面着陸。天然痘の撲滅。僕の早起き。それくらいのことだった。服を着替えて、お姉さんとさぁ出かけよう。電車に揺られ、やっと着いた。まず1番最初に思ったことは、人が物凄い多かったこと。まぁそれはそうかな。と思った。だがそこは熱帯魚専門店というか、テーマパークの中に水族館や、ご飯が食べられるとこがあったり、服などを売っていたり、いろいろ施設がる中にペットショップがあるという感じだった。さっきも言ったが人はものすごく多かった。途中で道に迷いそうになりながら、ペットショップに着いた。中には犬やらなんやらいた。このペットショップは、哺乳類コーナーと鳥類コーナーと熱帯魚コーナーに分かれていて、先に哺乳類の方を見ることにした。「このうさぎ可愛いー」「柴犬だー」と、はしゃいだ、鳥類コーナーでは、インコや文鳥や大きい鳥がいた。さぁ待ちに待った、アクアリウムコーナーだ!とアクアリウムコーナーに足を運んだ、ライトは綺麗な青色で、いろいろな水槽が置いてあった。海水、淡水、ウーパールーパーや変なカエルや水草もあった。少し店内を見回すと、気になる魚がいた。少しばかり小さい水槽だが、ヒレがとても長く、堂々と泳いでる姿には、惚れてしまった。名前は「ベタ」という名前だった。ベタは気性が荒く、初心者におすすめ。このくらいの情報しか知らなかった。数々の水槽に、綺麗な色のベタが泳いでおり、ずっと見てられた。飼うならベタを飼いたいなと思った。ふと下を見た時.........。

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