17 地下工場の探索への応援コメント
この場合は本当の共喰いなんでしょうけど、結美ちゃんの云う事、一理あります。
直接誰かの肉を口に入れなくても、誰かの時間と労力を食べて、僕らは生きてるわけです。
誰かが時間と労力を使う過程で命を落とす事もあります。
そんな事を想像も出来ずに、ただただ知らない誰かを糧にして生きてるんすよね。
作者からの返信
ありがとうございます!
「誰かの時間と労力を食べて生きてる」とのお言葉に苦い思い出が蘇りました。
昔ピザ屋さんで友達と食べていて注文したのと違うピザがテーブルに届いたんです。4等分に切ったところでピザ間違いに気付いて店員さんに下げてもらったのですが、罪悪感が物凄くあって忘れられません。
一口も食べていないピザだけど切って手を触れてしまったので廃棄になったのかなあとか、本格的なピザだったけど一体どれほど生地や材料の無駄になったのかなあとか、せっかくお店の人が時間をかけて作ってくれたのに、と今でもうじうじ考えてしまいます。
ただ誰かを糧にしながら自分の時間と労力も誰かの糧になっているんだと考えたら楽になるのかもと思います。
12 自己紹介への応援コメント
カネくんの感じた違和感は
「私達は本来なら捕食者ですが、今は味方。感謝してくれても良いのです。仲良くしましょう」
ですね。
人の心がわからないので、
「敵じゃなくて味方だから仲間になれる」
「助けたんだから感謝される」
という、一般的でごくごく基本的な言葉を並べるだけにとどまってます。
コレは僕らが文化の違う人達や、考えの違う人達、大人から見た子供、に対する「決めつけ」と同じなのです。
わからないモノってゆーヤツは、ある程度決めつけていかないと、物事を先へ進めるのが難しいです。
作者からの返信
鋭い考察ありがとうございます!
こんなに早い段階で「吸骨種は人の心がわからない」という設定を見抜かれるとは思っていませんでした。
人間を「決めつけ」てくる彼らを敵にしても味方にしても嫌だなと思いながら書きました。
11 渇色世界の吸骨種たちへの応援コメント
ほう? 前話で「面妖な」を言わなかったのはすでに、「今の僕」になってたんすかね?
骨吸いよりも、骨抜きの方がエグそうです。
作者からの返信
ありがとうございます!
そうなのです。おっしゃるように一人称が変わった時に内面は別人になっています……。
骨抜きも骨吸いも即死はしませんが……、気付かないうちに正気と骨をなくすのが「骨抜き」で、吸骨種にしっかりはっきり襲われて喰べられるのが「骨吸い」と思っていただけたらわかりやすいでしょうか……
38 人間は人間が死んだ時、弔うのだよへの応援コメント
更新おつかれさまです。
「人間は人間が死んだ時、弔う」
そうですね。
個人的にはそれに加えて、
「人間として死んだときに」
と付け加えたいです。
人間として死なない異常な死に様だった場合は心を慰める儀式として
弔いが成立するのか?ということですね。
人間として死ねなかった場合、遺された者は一体どうやって心を静めれば良いのか…
作者からの返信
コメントありがとうございます!
「人間として死んだときに」とのお言葉に考えさせられます。「人間として」ということは基準となる倫理観を持っていなくてはいけないのかなと思いますが、それが異世界(異世界人基準)だとどう捉えたら良いのか、異世界での死自体が正常と言えるのか、いざとなると困りそうです。
このエピソードを書いた時は、弔いは遺された者に委ねられる…遺された側がその人の死に納得できるための行為としての弔い、という考えがあった気がします。