華麗な魔法使いの物語

アデュレイとリリウという二人の魔法使いの不思議な出会いの物語、素晴らしい文章力で、一気に世界観に引き込まれました!
とにかくアデュレイが華麗で粋♡ あなたホントに二十歳前後?
でもまさか、実はリリウが全て真実を知っていたとは!
私には最後までわかりませんでした。
実際の作中の時間の流れでは派手な動きはなく、また扱われた事件も重苦しい沈鬱な内容でありながら、アデュレイのお気楽ハイテンション♪な性格と巧みな文章力のおかげで難なく読める仕上がりとなっており、作者さまの力量に感心しかりでありました。
いちばん気に入ったのは、リリウとの戦いのシーン。(なんか本編じゃない感じで申し訳ないですが)
戦いのシーンを具体性を追わずに表現する手腕に舌を巻きました。
また、エクシオンが身体から離れた際の描写は、まざまざと映像が目に浮かび、自分も異世界へ飛ばされた感覚に陥りました!
いやあ、作者さま、すごい手腕です!
そして、アデュレイんちの朝食はすごく美味そうです!
私も一緒にご馳走になりたいわ♪
作者さま、続編期待してます!