第46話
春香視点
お兄ちゃんの為にストラップ用意したのに、全然許してくれない。それに昨日の場面見られたのは流石にまずい、お兄ちゃんは私のことを信頼すらしてないかも知れない。でも結果的に、私を調べるとはいえ家に戻って来てくれて嬉しいな。この間みたいに家に戻って来ても、全然話をしてくれないもんね。
それに、ちょうど良かった。強引にする手間が省けた。
明日の夜まで知識を得とこ。
ーーーーーーーーー
結局、土日とも春香は部屋に引きこもっていて、口から情報を得ることは出来なかった。携帯から情報を取ろうとしたが、春香は寝相的に寝ているか分からないので寝込みは調べることが出来ない。風呂に入ってる間に調べたが、パスワードを解除が出来なかった。ただ辛い二日間を過ごしてしまった。きっと春香は学校で誰かを傷付けるだろう。俺はその痛みと悲しさをよく知っている、、、だからはやく証拠を集めないといけない。
だが、深夜の1時に春香自ら部屋に入って来た。
「お兄ちゃん、入っていい?」
「、、、いいよ」
入ってほしく無いけど、
「おい、なんだその格好」
義妹は、露出の多い格好をしている。
「そんなの決まってるじゃん。お兄ちゃん今からしよ」
少しずつ服を脱ぎ始める。
「、、、はぁ?」
「恥ずかしいけど、私はお兄ちゃんのことを沢山傷つけた。だから責任取らないと、」
何言ってんだ、それ普通逆だろ。あと
「なら金奪ったことを認めて、自首しろ。」
「駄目そんなの、私達が一緒に居られなくなる。」
まさか、こんなことで成果を得るとは。
「お兄ちゃん、私お兄ちゃん相手ならどんなことも受け入れるよ」
あ、やばい
(私、お兄ちゃんの為ならなんだって頑張るよ!)
昔の春香のイメージごと破れた。
認めたくないけど、
「春香、俺のことが好きなのか?」
「そうだよ、小さい頃からずっと大好きだった。ずっとこうしたかった。」
「なら、なんで悪口ばっかりだったんだ?」
「お兄ちゃんに構って欲しかったから。」
「はぁ、俺春香のこと好きじゃないから、服しっかり着て、部屋に戻れ」
「やだぁ!お兄ちゃんが私のこと好きじゃないなんてやだ!」
知能を失っている。話し方が子どもになってる。つかクマ凄いな、土曜日はここまで無かっただろ。寝てないのか。
「とりあえず、寝ろよ、春香。テンションおかしくなってるぞ。」
「いやだ、今日お兄ちゃんとする。絶対する!」
やばいことになってるな。あと春香は俺をベットに押し倒した。
「お兄ちゃん、今力入れなかっね、それは認めるってことだね。」
「はぁ、、、」
「春香ー!やめなさい。」
姉の冬華が入って来た。
そりゃ聞こえるよ。
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