分かりやすく
戻れない
里奈ぴょんにお願いするとお父さん
どんな人かとスマホで調べていると数々の会社を設立して数年で誰もが知るような会社に仕立てあげた素晴らしい方が来て下さるということで蒼唯は緊張をしていた。
失礼のないように言葉遣いや姿勢など自分が気をつけられるところは全てしようという心づもりでいる。広い部屋に隅でポツンと座る。待ち合わせ時間が近づいてきて蒼唯は書籍が置かれている部屋に移る。
始めてお会いをすると同い歳でスラットした背の高い男性の前に萎縮してしまう。名刺を貰って見ると同じ三島性で同じ静岡県出身で盛り上がりつつなぜ今回、経営について学ぼうと思ったかの意図について聞かれた。
現在、日本では長時間労働やハラスメントが多く
熱意を伝えて部屋にある書籍を解説して欲しいと伝えるがこれは専門的で難しいからまずは持ってきた経営者入門からやっていこう。段階を踏んで行くことが大事。
その話を聞いて難しい書籍をやって挫折するくらいならまずは基礎を固め、基本、応用とやる方がいいのか。まずは経営者入門について勉強をしていく。
マンツーマン指導のため、分からないところがあればすぐに聞けるのはありがたい。どんな些細なことでも質問をしていた。
スジがいいね、始めて経営を学ぶ人でこの難しい単語を理解するって蒼唯ちゃんスゴいねと伸ばしてくれるし、自分をやる気にさせてくれていた。特に重要な用語を聞いてそれをスマホのメモに再度書き込んで調べるなどをする。
まず勉強をしている中で何が分かっていてどこが苦手なのかを把握するために習ったところを毎回ミニテストを作って何度も繰り返しをしてやっていた。まだ初回が終了しただけだがもう後には引けない気持ちでいた。
もうやるしかない、泣いている時間なんてないと時分を奮い立たせて頑張ろうと毎日励もうとしていた。翌週に予定をしていたが仕事の都合上難しいと別日に講習することになった。
蒼唯はそれから数週間、数ヶ月と経営者入門を終えて基礎、基本、応用と進んでいって始めて半年後くらいには経営学部を卒業するレベルの経営に関しての知識を得ていた。それを聞いて嬉しいし、励みになる。
最後のアドバイスとして新しい法律や法律が改定されることもあるから注視しておくようにね。約半年でこのレベルまでいくとは正直思っていなかったし数年かかると想定してたから飲み込みの早さに関心したよ。
次のステップとして人を探すのに奔走することになりそうだ。
近いところから
経営のノウハウを得た蒼唯は非営利団体か会社を設立しようかと考えていた。里奈ぴょんも新たに加わったグループラインで一緒に手伝って欲しいとお願いをする。
すぐに既読が付いて里奈ぴょんから返信が来る。
あおいたん、会社と非営利団体では真逆だよ。利益を得るのが会社で利益を得ないのが非営利団体となるからまずはどっちでやるのかという方向性を決めないと。
続けて舞莉矢ちゃんからも送られてきた。
会社と言っても大規模で行う株式会社や合同会社の他に中小規模で行う有限会社とあるけど、会社としてやっていくならどれでやっていこうと考えているの?
そして奈緒ちゃんからも送られてきた。
株式会社なら株式を発行しなきゃいけないし、株式総会もあるしそこで株主の話を聞いた上に株主優待はどうするかも考えなきゃいけないよ。
最後に遥華ちゃんから送られてきた。
遥華、奈緒ちゃん、舞莉矢ちゃんと色々あって韓国から日本に帰ってきて呼ばれればいつでも飛んでいくけれどそもそもどこを拠点で考えている予定なの?
それぞれ届いた質問にスグに答えることが出来なかった。問題は山積で東京の銀座や丸の内に会社を設立をすれば利便性はいいかもしれないが毎月の賃料だけでいくらするか考えただけでも頭が痛くなる。かといって郊外にすれば賃料は安いが交通の便が極端に悪くなる。
都会過ぎず、田舎過ぎずの場所を考えていたが蒼唯はずっと考えていたが全然思い浮かばない。
多摩川を挟んで東京の対岸にあたる
それかはたまた全く関係のない土地で新たなスタートを切るのでもいいのかも。縁もゆかりも無い土地のことを
知るには口コミを見るのが早いがいいことも悪いことも書いてあり、何を信じたらいいのか分からない。
グループラインでそれぞれの地元について尋ねる。
舞莉矢ちゃんからは高校時代は静岡にいたし、気がついたら韓国に行ったからあまり参考にならないかも。奈緒ちゃんからは愛知はとりあえす大なり小なり関係なく公演が多くて住みやすい環境かな。遥華ちゃんからは埼玉はまず、東京に近くて都心と郊外がある街だよ。里奈ぴょんからは生粋の横須賀市民なので見ての通りだよ。
理想として通いやすく地価と物価が安くて住みやすくて移動するにも苦労しない。そのような場所がないかと考えていた。それぞれの街にはそれぞれの魅力があり、将来的には支店を出せるようにしたい。
そう考えてたら非営利団体というよりも会社を設立したいと気づいた。まずは有限会社としてやっていき株式会社に出来るようにしたいとグループラインで宣言をする。
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