実践

難しい

まずはゲームで経営のことを学ぼうとありとあらゆるジャンルのゲームをインストールをしてみようかなと考える。周りから見たら遊んでいるようにしか見えないがまずは難しいことからやって挫折するくらいなら遊びながら学ぼうという策略であった。


常にスマホの充電器を差していてやっているとあることに気がつく。他人の家で電気を取っては盗電になるのでは。心配をした蒼唯はインターネットで調べる。刑法で窃盗にあたる場合もあると記載をされていた。


すぐさまスマホで里奈ぴょんに電話をかけて蒼唯と一緒に警察に行ってほしい、自分で自首をするから付いてきて欲しいと泣きながら土下座をする。


普段他人に泣く姿を見せない蒼唯が泣いていて理由を聞かれた。事情を説明すると里奈も勉強になったし知らない人がしていたら突き出すかもしれないけど横須賀食品時代からお世話になっているあおいたんならしないよ。それにそれをすると罰せられることを知れたからイーブンで。


充電器を抜いた上で再度スマホを充電するから電気借りるねと伝える。経営を学ぶことも大事だが、日常生活においての法律や何気なくしていることが実は罪になることもあるとして法律の勉強もしようとする。


そしてまた里奈ぴょんに泣きつく。

「蒼唯、このままだと何者にもなれないかも。どうか、どうか里奈ぴょんの知恵を化して欲しい、お願い」


経営の勉強をして、法律の勉強をしてとなると自分の夢が叶うのがいつになるのやら。自分で先に言う、蒼唯は今情緒不安定でどうしたらいいのか悩んでいると悩みを申告をする。


あおいたん、その学ぼうという姿勢は素晴らしいけど1人で完結しようとしない方がいいよ。韓国にいる舞莉矢ちゃん、奈緒ちゃん、遥華ちゃんにも声をかけてみればいいし手伝って欲しい、誰か経営や法律にけている人を紹介してって頼んでもいいかもよ。ここに里奈もいるし。


その話を聞いて蒼唯の人生、人に頼ることよりも頼られることの方が圧倒的に多かった。他人の顔ばかり伺っていたことに気がついた。


あおいたんにこの言葉を授けよう。

「悩むな、泣くなよ、いつでも頼るがよい

幸せな景色を掴み取ろうではないか

太陽もきっと輝く未来を描こうよ」


急に詩人みたいなことを言い出す里奈ぴょん。ずっと思っているがキャラが多すぎて渋滞をしている。笑顔で人懐っこいだけでなくて相談したら的確に答えてくれる。頼りになる友達だなと思いつつ、いつまでもここにびたるようではよくないと実感をした。


学び

経営の基礎、自分に関係する法律をゲームやインターネットで少しずつだが知識を付けようとしていた。次のステップとして経営の心得としてオンラインセミナーを受けようと色々と検索をして探したりしていた。


しかしあっても数ヶ月先であったり、応募者多数で申し込みが出来なかったりと中々思うようにはいかない。舞莉矢ちゃん、奈緒ちゃん、遥華ちゃんとそれぞれ個人ラインで聞くのもいいがグループラインで聞いてみることにした。


今、こういう意図で何に困っていてとこと細く書いて送信をするものの誰も経営や法律に詳しい人はいなかった。いたら紹介して欲しいなと思っているだけだからと続けて送るが自分の人脈の狭さに落胆している。


広大な家に部屋の隅に座っている蒼唯を見つけて声をかけてきてくれた里奈ぴょん。何も言わずにスマホを覗き込むようにグループラインを見ていた。


このライングループに里奈、招待されてない。寂しいな。あおいたん気にしないでね。グループラインがあることを知らなかったのは里奈だし、本当に気にしないで大丈夫だからさ。


そう言われると余計に気にするし、グループラインに招待しないくても常に一緒にいるからその場で言えばいいと思っていた。何か申し訳ないことをした気がすると思い、グループラインに招待をする。


承認をして満面の笑みでこれでグループラインでも里奈と一緒だねと嬉しそうにしている。ションボリからの笑顔の緩急がスゴいな、同じ女の子として見習わないといけないなと感じていた。


悩んでも文句を言っていても何も始まらない。里奈ぴょんにお願いをして書籍のある部屋に案内をしてもらうことにした。


多くの書籍が並んでいてとてもじゃないが個人の家にある書籍の数ではない。案内されて経営に関する書籍を読んでいても書いてあることが難しすぎて何が書いてあるのか何も理解出来ずにいる。これを噛み砕いて理解する段階からならなきゃダメだと気がついた。


このの家にびたるようになって何度目になるか分からないがまた里奈ぴょんにお願いしてみる。


お金払うからこの経営に関することを小学生でも分かるように解説してくれる人、お父さんやお母さんの知り合いにいないか聞いてみてもらえないだろうか。歳上で歳下の人でもいてくれたらと頭を下げる。


あおいたん、頭を上げて。お金を払うからって言ってたけどその気持ちだけで充分伝わってきたからさ。学生時代の知り合いや両親に聞いてみるし、お手伝いさんにも聞いてみるからさ。


内線電話でその事を伝えて蒼唯のために全国各地にいる経営者の人たちにひっきりなしに電話をかけるこになる。


いつでも頼っていいよ、相談していいよと言ってくれたからそうしたものの蒼唯のために動いてくれる人の数が多すぎて申し訳なく感じてしまう。

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