好きなのどうぞ
何を言っているのか
ひょんなことから里奈ぴょんの実家という豪邸に
里奈ぴょんのお父さん、お母さんが帰ってきて改めてご挨拶をさせてもらう。横須賀食品アーチェリー部で同部屋としてお世話になっておりました三島蒼唯と言うもので、名刺もなければ手ぶらでお上がりお許しください。
普段喋らないような言い方でカミカミで何を言っているか分からないような感じになっていて里奈ぴょんは終始笑っている。そんな
居間で運ばれてくる豪勢な品々に驚きを隠せないし、ここにいる間は慣れることはないだろう。好きなだけ食べていいよ、足りなかったらおかわりしてもらって構わないから遠慮しないでともてなしをしてくれる。
蒼唯のために出してくれているのに残すのは失礼にあたると宝くじが当たったような気持ちで噛み締めて食べることにしていた。いっそのこと養子になって横山の氏を名乗って新たな人生を歩もうかとすら考えていた。
お父さんが里奈ぴょん帰ってきた経緯を話していると蒼唯も出てきた。メディアでよく見ているよ、里奈がお世話になっているね。困っていることがあれば協力するからと優しく答えてくれた。
将来の夢としてアーチェリーの後世を育成したい、ブラック企業で働く人たちを救いたいと掲げていることを伝えると驚くことを話している。
物件いくつも持っているから分けてあげるよ。この近くだったら葉山、ちょっと離れた所だったら銀座や丸の内、少し遠くにはなるけど
お父さん、この前ラスベガスにも物件持っていたからそこをあげたらいいのに。最近行ってないからあげてもいいんじゃないの。里奈、ラスベガスはガジノをする所で起業等をするにはちょっと違うかなと笑っている。
葉山や
とてもじゃないが住んでいる世界が違いすぎて家族にここにいると正直に伝えられず、家族にラインで友達の家にご厄介になることになったから心配しないでねと送る。
ずっと気になっていたが寮の部屋から見えていたあの煙突みたいな物は何か気になっていたて里奈ぴょんに伝えると家を散策しようと懐中電灯を渡される。
友達の家を懐中電灯を持って歩くってスゴいシュールなことをしているなと思いつつ2時間の散策を終えて寝室で里奈ぴょんと共に一緒に寝た。広すぎてひとりで寝るには寂しいし誰かといないと寝られる気がしない。
それを伝えるとあおいたんってかわいいねと頭を撫でて眠りにつく。
段階を踏んで
全く眠れず朝を迎えた。隣にいる里奈ぴょんを見ているとスヤスヤと気持ちよさそうに寝ている。起きるまで待っていると目を覚ましてカーテンを開ける。
あおいたんおはよう、朝ごはん食べようと居間に行く。
蒼唯は豪華なフレンチトーストにヨーグルト、バナナを食べていて今後の方向性について考えていた。
他人のふんどしで相撲を取るわけではないが里奈ぴょんのお父さんにお願いしたら土地も会社ももらえそうな気がするがそれでは意味がない。自力でやらなきゃ何のために横須賀食品を出たのか、アーチェリーを辞めたのか分からない。
何も知らない状態で非営利団体や会社を立ち上げてもスグに潰れては意味がない。なのでまずはゲームでやってみて次にバーチャルカンパニーを作って実績を残した上で起業をしようかなと考えていた。
そのことを里奈ぴょんに提案をすると慎重すぎるくらいがいいもね、参考になるか分からないけど書籍部屋に何冊も経営に関する書籍があるから読んでみてもいいかも。それとお父さんにお願いをして経営者の人を呼ぶとかして話を聞くのがいいかも。
その話を聞いて真っ当だなと感じていたが……里奈ぴょんに何から何までお願いをしていいものなのか。自分がダメになりそうだなと悩んでいた。
あおいたん、難しい顔をしているけどコネクションって言葉があるでしょ。
そう言われるとコネは悪いことばかりではないのかな。里奈ぴょんと出会えたことは知らなかったことだし、同部屋になれたから相談や冗談、出かけるような関係にもなったな。コネの概念が変わったような気がした。
その上でまずはゲームで経営を学び、書籍を読ませてもらってから経営者の人に会って色々と話を聞いて自分でやっていこうと伝える。
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