第3話 酒はきおつけるニャ
私はお酒を飲みすぎて記憶が無い、目を覚ますと見知らぬ天井がだった。
「ここは…」
「ここは、俺の家だよ。猫丸がすごい勢いで飲んで、急に眠って家に届けようにも家の場所が分からないから俺の家でとりあえず介保してあげてたんだよ」
「ウ…気持ち悪い…オロオロ…」
私は、トイレに駆け寄りゲロを吐いた。
ゲロを吐くと少し楽になり、先輩に水をもらいしばらくして寝ていると、少しだけ落ち着いた。
「もう、お酒は飲まない」
「そういって、みんなまたお酒を飲むんだよ。水とお酒を飲んで二日酔いにならないようメリハリをつけて飲んでいるんだよ。」
「うう…」
そんな、お酒を楽しく・美味しく飲むのにルールと言うか、テクニックがあるなら先に教えてほしかった。ネコ猫星では、あまりお酒を飲まなかったので、こんな目に合わなかったので、お酒で初めて反省した。
「先輩、先輩の部屋で泊めていただきありがとうございます。先輩には何とお礼を言えば…」
「いいよ、先輩は後輩の面倒を見るのが当たり前だからな」
台所で、昼ご飯を作りながらカッコいい言葉を言ってくれた。
お酒に苦しんで、時計を見ていなかったけど、もう12時少し越していた。
先輩は、迷惑を現在進行形で掛けている私の分まで作ってくれて優しい先輩である。
昼ご飯は、二日酔いであまり食べる気がしていないが私でも食べれる卵が入ったお粥である。先輩は机にお粥が入った皿とスプーンを用意してもらった。
ちなみに、先輩は焼きそばとご飯
「フーフーフーフーフー」
猫舌なので、スプーンですくったお粥を冷まし、十分に冷めたら、お粥を口に運び食べてみると、ほのかに塩味がありとても優しい味である。先輩の顔からは、想像がつかない味である。
「これ、本当に先輩が作りましたか?」
「いや、台所で作っている姿見ていただろ」
私は、あまりにもお粥の味の優しさと、顔とのギャップがすごく真剣な顔をして聞いてしまったが、台所で作っているところを見ていただろっと、正論を言われてしまった。
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