第22話
俺たちは海である程度を遊び砂浜に座っていた。
「なぁ、悠人」
「なんだ?」
「 男二人で海って悲しくかいか 」
「いきなり、叫ぶな」
「そうだよな。悠人、女の子がいないとおまえも嫌だよな」
「おい、何を勝手に進めているだよ」
「一緒に可愛い女の子と遊びたいよな」
「おい、話をきけ」
「と言う事でナンパしようぜ」
「 どういう事だ 」
「 しゃー、行くぞ 」
「ちょ、待ちやがれ」
***
あいつ、どこに行きやがった
俺は走って行った悠人を見失ってしまった。
「、、、どこにいきやがった」
俺は水着だけだと寒いから軽い上着を着て、悠人がいるかもという考えの元に近くにある海の家に入った。
海の家の中は色々な人に溢れかえっていた。俺は踏み入ろうとしたとき
――ドン ガシャン
俺は誰かとにぶつかった、、、、転ばず掛けて何とかバランスをとろうとして右手を伸ばしたら柔らかい物に触った。
柔らかい?
俺は疑問に思いながら、視線を前の方に戻すと転んで眼鏡を掛けて黒髪で海に合う服装を着てくる少女の胸の膨らみに右手を添えていた。
「 す、すみませんでした 」
俺は即土下座した。もう、今まで一番早いじゃないと思うほどである。
少女はぷるぷると震え顔を真っ赤に染め上げ叫んだ。
「 獅倉 」
「はい」
何で俺の名前を知ってだ?
俺はそう疑問に思いながらおそろおそろ顔を前にあげると
「あ、委員長」
そこには顔を真っ赤にして怒り沸騰の委員長の笹倉楓花だった。
「楓花ちゃん、何の音?」
「あ、いえ」
「えっと、どういう状態?」
奥から困惑顔の黒髪の女性が表れた。
「えっと、光春さん、学校の友人とぶつかって転んでしまっただけです」
「あ、友達なのね」
「あ、獅倉冷凍と言います」
「獅倉君ね。私は光春瑠々(みつは るる)よ。獅倉君、せっかく来てれたのに悪いね。まだ開店してないのよ」
「そうですか、、、、もし、よろしくなければ手伝いましょうか?」
「 なぁ 」
「あ、本当? 助かるわ」
俺に近付いて来て
「どういうつもりよ(小声)」
「さっきの事の謝罪だよ(小声)」
その事を言うと顔を真っ赤に染めて
「私の100倍働きなさいよ(小声)」
「了解しました(小声)」
「楓花ちゃん、獅倉君に教えあげて」
「分かりました」
「こっちに来て」
「おけ。委員長」
俺がそう言うと委員長は俺に睨んで
「ここで委員長と呼ばないで」
「あ、ごめん。笹倉」
「今日はよろしくね」
「あ、よろしく」
***
「13番、焼きそば」
「はい」
「新しいお客さん、12番に入ったよ」
「獅倉君、12番に水置いて来て」
「了解です」
俺が手伝いを初めてから数十分経過したが、、、、超忙しい。
なにこの忙しいさ、、、次から次にお客さんがやってくる。
海の家ってこんなに忙しいのか、、、
「18番、お帰りよ」
「了解」
俺は12番に水を置いて、すぐに18番の席に置いてある皿を水場においた。
_________
冷凍の姿しか出さないなぁ
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