第21話


夏休み開始からあっという間に当日なった。俺は駅の前で悠人を待っているだが、、、



 遅い、、、



俺が来てから駅にある時計の針が真下になっている。俺が着いた時は上だったはずなのにつまり、悠人は集合時間を30分過ぎている。



 寝坊でもしたか?



俺が電話しようとスマホを取ろうとした。その時、俺の肩に手が置かれた。


俺はとっさに振り返りるとサングラスを掛けて、明らかに場違い花模様な服を来ている不審者、、、悠人がいた。



 「、、、」



俺はスマホを取り出して11、、、



 「待って待って」



俺がどこに電話しようとしたのかわかったのか悠人は必死に俺を止めようとしてきた。



 「何だよ」

 「何だよじゃねえよ。どこに電話しようとしているだよ」

 「え、11、、、」


 「 警察じゃねぇか 」


 「その格好で通報されても文句出来ないぞ」

 「んん、、、確かにそうだが」

 「怪しい格好しているのが悪いだろ」


 「あはは」


 「笑ってごまかすなよ」

 「悪る悪る」

 「それで、遅刻した理由は?」


 「それは海より深い理由があるだよ」

 「それは一体なんだ?」



 「寝坊した」



 「ふ」

 「ふ?」



 「 ふ、ふざけるな 」



 「痛って」



あまりにもふざけた理由につい拳が出てしまった。



 「寝坊したら連絡しろよ」

 「悪い」

 「はぁ、心配したぞ」



悪いと思ったのか。悠人は頭をかいて首を右に動かした。



 「、、、悪い」



そう言い頭を下げた。


 「とりあえず、行こうぜ」

 「ああ、そうだな」


そう会話を歩き始めた。


 「海だぞ。冷凍、可愛い女の子がいるといいな」

 「おまえ、それが目的か?」

 「何を当たり前の事」


俺たちはそんなバカ会話をしながら海に向かうべく歩き出した。



 ***


 「 海だ!! 」



俺の視線の先では、海が一面と広がっており、俺たち以外の海に遊びにきた人たちで溢れ帰っている。


その中、悠人がそう叫びながら海の方向に走りだし



 「 あ、あつ、熱い熱い 」



悠人は熱い熱い砂に裸足で踏みこんでアホな事になっている。


 熱い砂に裸足で踏み込めばそうなるだろに


俺が呆れた視線を悠人に送っているが悠人は全く気にしなずにこちらに戻ってきた。



 「いーや、熱い」

 「そりゃ、そんな熱い砂を踏めば当たり前だろ」


 「ついつい、忘れちまっていたぜ」

 「相変わらずだな」

 「そんな事より海で遊ぼうぜ」


 「お、おい、サンダル履いていけ」


 「 あ、あつ 」



 なにやってだ。あいつ


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