2章
第15話
『待たせたな』
お待たせしました。二章です。
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私はギターを引いている。その隣で春のベースを引いている。私たちの後ろで鈴がドラムを叩いている。
そして、私たちの前でマイクを持ち美しい声で雫石が歌を歌っている。
そして、曲はサビに入って行く。
ここから大事
私はより一層、集中してギターを弾いて行く。
だんだん、サビが終わり入りはじめる。
「あっ」
私はギターまた大事の所で間違えた。
音楽が止まる。雫石が口を開く
「ごめん」
「天ちゃん、大丈夫?」
「同じ所を間違えでいるな」
「、、、ごめん」
「何かあった?」
「そうよ。天ちゃん」
「ああ、ここまで間違えるなんて天らしくないぞ」
「、、、大丈夫」
「、、、そこまで言うなら」
雫石が他の二人を代表して言った。
「みんな、少し休憩しようか」
「了解」
「うん」
「わかった」
私はギターを近くに置いて近くに座った。そして、私はため息を吐いた。私はついこの間の事を思い出し始めた。
***
「ちょ、そこの二人、大音量で何をき聞いてるの?」
「あ、やべ」
俺たちに眼鏡をかけた少女が話かけて来た。
「何がヤバいの?」
「いや、何でもないです」
「いやいや、無理があるだろ」
俺はつい突っ込でしまった。
「おい」
「あ、悪い」
「で、何を見ていたの?」
「まぁまぁ、落ち着こうよ委員長」
「そうだぜ。委員長よ」
「はぁ」
委員長と呼ばれた少女はおでこに手を置いて呆れたと言う表情をしていた。
「あー、悪い悪い」
悠人はそう言い、委員長に『Airisu』を見せた。
「、、、」
委員長はそれを食い入るように見ていた。
「委員長?」
「、、、」
「なぁ、委員長どうしたんだ?」(小声)
「委員長も『Airisu』の良さに気がついたんだよ」(小声)
「委員長が?」(小声)
「ふざけるな」
「「ぇ?」」
委員長が突然、そんな事を言い出した。
「委員長?」
「どうした?」
「ああ、ごめんなさい。ついね」
「ぇ? 『Airisu』に何かあったのか?」
「、、、大丈夫」
「ぇ?」
「大丈夫」
「お、おう」
凄い圧で言われたから無理あり納得した素振りを見せた。
なんだ? あの反応?
俺は委員長の反応が大分、頭に残った。
***
「ねぇ、みんな。この後、どこか行かない? 気分転換に」
雫石の意見に他のメンバーが
「賛成」
「うん。いいじゃん」
「あ、うん」
「よし、どこ行こう? 楽しみだな」
雫石は嬉しそうに笑った。
どこに行くのだろう?
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