第12話
私たちは近くの服のお店にやって来た。
服屋の中は当たり前だが、服が色々の所に飾ってあり、女の子になった影響か、男性の時と違って色々な服に気になる。
あ、あの服可愛いな。あ、あっちも
「おねえちゃん」
「あ、ごめんね。探そうか?」
「うん」
私たちはお店の中を歩いて店員さんを探そうと歩いていると理沙ちゃんがキーホルダー置き場に手を指した。
「あれ」
「あれが欲しかったの?」
「すこしちがうけど」
私たちはキーホルダー置き場に近づいた。
そこには、色々な小さい丸い石みたい物が付いたキーホルダーが何個かおいてあった。
「キレイなキーホルダーだね」
「キーホルダー?」
「そう。キーホルダーって言うだよ」
「そうなんだ。でもね。おねちゃん、色が違うの」
「、、、店員さんに聞いて見よう」
私は周りを見渡し店員さんを探した。すると近くに店員さんが近くにいた。
「あのすいません」
「はい」
「ここのキーホルダー、他の色のキーホルダーありませんか?」
「少々、お待ち下さい」
そう言って、首に近かくにある通信道具を使い他の誰かと通信をしていた。
少し時間が経過すると店員さんが話が終わったらしくこちらに話かけて来た。
「どうやら、倉庫に在庫あったらしいのでただいま、持って来ますので少々お待ち下さい」
「分かりました。少し待とうね。理沙ちゃん」
「うん」
しばらくすると他の店員さんがやって来た。店員さんの腕の中には箱が持っていた。
「理沙ちゃん、この箱の中には欲しい物ある?」
「えーっとね。これ」
理沙ちゃんが選んだ石が着いたキーホルダーは濃い青色が付いた物と鮮やかな水色の物が付いている二つのキーホルダーを売っている物を選んだ。
「うん。見つかって良かったよ」
「うん」
理沙ちゃんは嬉しそうに笑顔になった。
嬉しそう。、、、そういえば、理沙ちゃんってお金持っているのかな?
「理沙ちゃん、お金持っている」
「うん。こんぐらい?」
そう言って理沙ちゃんの手の中には6枚の100円玉があった。
え~と。キーホルダーの値段は580円、、ギリギリ足りている。
「ギリギリ足りているね」
「買える?」
「うん。買えるよ」
「やーった」
理沙ちゃんは両手を上げて体全体で喜びを表している。
***
「お買い上げありがとうございます」
理沙ちゃんは買った。買った事に嬉しそうのか、見つけてからずっとニコニコしていた。
「良かったね」
「うん。うれしい」
私たちはそう言って商店街から外に歩いて行く。
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