賭けに負けた忍者
おっす、みんな! ご機嫌いかがかな。
去年さあ、クズふたりと縁切りしたんですよ。縁切りっつっても、連絡を途絶えさせただけで、ブロックしたとかそういうことはないんだけど。
最近ね、仕事で上手くいってないじゃないですか、拙者。新しい薬でうつ状態を誤魔化して仕事してるんですわ。夕方になると効果が切れてくるんですね。それでほら、前回ね、ちょっとしたことで落ち込んで、酒で誤魔化してたじゃないですか。その翌日は休みだったから昼飲みしてたのね。そしたら、無性に寂しくなってしまったんだ。
ね。聡明なみんななら、拙者が何を言いたいかすでにおわかりのはず。
そう、連絡してしまったんだ。片方ね。もう片方は何があっても二度と関わりたくない。それが互いのため。終生、無関係な他人に戻ったままでいましょう。
電話したらね、普通に楽しく話せたわ。まあ嫌いになって縁を断とうと思ったわけではないしね。ただ拙者が距離を置きたかっただけ。あと、人を気に掛ける余裕がなかっただけ。
人を気に掛ける余裕がなかったときの拙者がこちら!
【忍イケ 第7話】
みんな! 息、できてる?
拙者は虫の息!
よく創作活動してる人が「これをしてないと息ができない」って言うでしょ?
拙者もそうだったの。書き物をしていないと息ができなかった。
でもいまは、書き物をしていても息ができない!
というか、書き物をしていないと息ができないから書き物に縋っているけど、それでも常に酸欠状態! って感じかな。
これを書いているからまだ正気を保てているってのはあるけどね。
ちなみにね? ちょっとリアルの話をしてもいい?
拙者もうさ、マジでヤバいの。
いまは先述した通り疲れ果てているっていうのもあってさ、いつ「シフトの最終日まで待っていられるかー! もう知るかー!!」ってなって三日月川大橋(仮)を全速力で駆け上がってもおかしくない。
主治医にも「閉店前に辞職することも考えましょう」って言われたしね。
これを書いているからまだ正気を保てている。
もうね、仕事中もこれを書きながら家でかけてるのと同じ動画を流していないと耐えられないのよ。苦痛で泣き続けるだろうし、たぶん動けなくなる。接客なんてとてもとても。
息が苦しくて胸が痛くて泣くのを堪えて、気持ち的にはフロントに立っているだけで精一杯なのにニコニコ接客しているのは自画自賛しちゃったけどね。
あとさ、みんなやる気を失って掃除をしなくなったんだよね。まだお金を払ってくれるお客さんがいるのに。いつだって損をするのは真面目な人間ってわけさ。
……拙者が疲れ果てている理由、聡明なみんなならもうわかったかな?
でね? 職場のバックヤードで座ってぼーっとしているとき、ふと、
『佐久間さんに会いたい……』
って思ったの。そしたら涙出てきた!
拙者、公私を弁えるタイプの忍者だからさ、佐久間さんは飽くまで“物語の中の登場人物”だと思っているの。
でもそう思わずにはいられなかった!
でさ? 某公共放送局に、Aさんというすらっと線の細い高身長のスーツがよく似合う素敵な男性キャスターがいるのね?
佐久間さんが現実にいたら体型はあんな感じだな……と思ってたのよ。
でね? 私があまりにも「佐久間さんに会いたい……」って泣くからか、夢の野郎が「んなあーしょうがねえなこの甘ったれがー!」って感じで夢に佐久間さんを登場させてくれたんだ。
でもね、それがAさんだったんだよ。
詰めが甘いな!!!!
ごめんなんだけど、夢の中で私と佐久間さん(Aさん)が何をしていたかっていうのは覚えてないんだけどね。
はい! リアルの話おしまいね! 長くなって面目ない!
とまあそんなこんなで息が止まりそうなわけなんだ。
もしこれがYouTubeだったら「酸素ボンベ」ってスパチャが来るのかな。
お前なんかに投げ銭しねえよ! ってツッコミが来るのは承知の上だバカヤロ――――!!!!
いや、待てよ? 息の苦しさを改善しようとする必要なくない?
だって三日月川大橋(仮)からダイブするんだよ?
息ができようができまいが、最終的に窒息するんだから別に関係ないのでは?
自分なりに頑張ったつもりで生きて来て、孤独に苛まれながら一生懸命に働いた職場が閉店で最後にこき使われて、誰にも愛されることなく海に沈む……。
ていうか拙者、誕生日が6月なのよ。だからこれを書いている時点ではまだ32歳なわけ!
やべえ……タイトルにうそ書いちゃった……。
しょうもねえサバを読んでしまった……。
まあ書き始めた時点では数えで33歳だったから?
あっ! じゃあ、こうしよう!
32歳のままでオサラバするか、33歳まで(以上)生きるか、賭けようぜ!?
拙者は「32歳のままでオサラバする」に命を賭ける!
みんなは「33歳まで(以上)生きる」に600円ね。
負けねえからな!!??
ってね。この賭けって成立しないよね。
まあ、結果は拙者の負けか。ってことは命を賭さないといけないってこと。ね。両成敗。
この頃に比べると、拙者は人を気に掛ける余裕ができた。長電話してさ、自分が話したいはずだったのに「そういえば自分の愚痴をあまり言わなかった」ってあとになって気付いたよ。なんなら「パワハラ受けてて……」くらいの愚痴が出るはずだったのに。まあ、近々ご飯に行くことになったんで、そのとき話すだろうけど。
てかさ? 常々思うんだけど、拙者がファッションぼっちだったと発覚してから、何かと高柳(仮名)を頼っているんだけどね? 高柳(仮名)を友人に持てたのが、拙者の人生の幸運トップ3に入るんじゃねえかと思うのよね。拙者は何かと余裕がないのでお返しできないから、せめて高柳(仮名)の推しカプを描いて贈るよ。そのために育成してストーリーも読んでるから。そうすれば拙者の作品も少しは価値が出るんじゃない? まあ気に入ってもらえるかどうかは話が別のわけだけど。
推しカプを知って「描いてあげたい」と自然に思ったとき、画家が愛を伝えるために絵を贈る気持ちってこんなかなって思った。せっかく共通の趣味があるわけだしね。喜んでもらえるならいくらでも描くわ。
そういうところが、人を気に掛ける余裕ができてきたかなって思うところ。自分の作品が誰かの暇潰しになるなら光栄だと思って書いてきたけど、誰かのために書こうと思ったことはなかったからね。活字中毒者の腹の足しになればいいなとは思ってたけど。
あんなに寂しい気持ちになったのは久々だったかもしれない。寂しいという気持ちはまああるけど、いまは弱ってるしね。主治医に「うつ状態」って言われたし。職場に味方はいないし。
でもいまはまた創作活動を頑張りたいと思ってるよ。とりあえずSNSのフォロワーを増やしたいですね。いま26人ですって! まあ自分からフォローしに行かないからね。もう有名人になりたくないので。小ぢんまりやりたいです。とりあえず今年の残りは100万字を目指すよ。あと43万字! え、無理くない? 普通に考えて無理だな。12月の原稿もあるし。来年は200万字の大台に乗りたいね。
あと、このままだと“「佐久間さんってマジ誰なん?」状態”だから、物語もぼちぼち書いていかないといけないかもしれないね。そもそも「織部の遺書って何?」だよね。まず「どこがラブコメ?」になってしまうわけだし。まあ追々ね。
縁切りしたつもりだった人と電話した上に久々にゲームでネ友にも会えて、やっぱり人との関りって大事だなって思った。ちょっと元気になったもの。そしてこんなどうしようもねえ忍者と友達でいてくれる高柳(仮名)には終生、感謝するわ。
みんなも友達は大事にな!! そしてちゃんと選べよ!!
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