忍者の経歴と成長
おっす、みんな! 真面目に働いてるか?
別に真面目じゃなくたっていいのよ。この世界は真面目な人間ほど損をするようにできてるんだから。適度に手を抜け。働いてりゃそれでいいんだよ。
拙者ね、自分の凡ミスを怒られることを恐れるのをやめることにした。まあ、一大イベントを終えた解放感で気が大きくなってるだけかもしれないけど、そう考えてみた。忍者の夏の成長ね。
この職場に来てもうすぐ1年になるけど、実は凡ミスしてるの拙者だけじゃないんだよね。みんな、何かとちょっとしたミスをしてるのよ。それってつまり「仕組みの敗北」なんですよ。
パートさんがミスしたとき、思わず「こうしたらいいんじゃないですか?」って口を挟んでしまったのね。そしたら「こうしてありましたよ」って言われて「え、そうなんだ」と思ったんだよ。拙者は気付いていなかった。そして、パートさんも気付いていなかったことでミスをした。ふたりが気付いていないならそれはもう「仕組みの敗北」だ。仕組みを見直さなければならない。だから正直に「気付いてなかった」と言った。怒られたとしたって「気付かなかった」という事実は変わらない。
前からね、何かと「それは仕組みが悪いのでは」「そういう仕組みがないからでは」と思うことがあったのね。拙者、いろんな職場を転々として来たことで、いろんな「仕組み」を知ってるじゃないですか。完成された仕組みのある職場ももちろんあったわけですね。だから、いまの職場の仕組みが不完全なのもよくわかる。
人のミスには必ず理由がある。理由なくミスする人なんていない。例えば「忘れてた」という理由だったら「忘れないようにする仕組み」もしくは「忘れてもカバーできる仕組み」を作るべきなんです。おわかり?
これで「よく確認するように」とか言われたらクソですね。それだけで職員の仕事の質が向上するならこの国は優良企業ばかりですわ。個々人の能力に丸投げするのではなく、全員が同じように仕事ができるようにするための「仕組み」が必要なんです。
そう、いまの職場ね、個々人の確認だけで済まそうとしてる感が否めない。だから確認不足がミスに直結する。「確認」の前に「周知」が必要なのでは? って話ね。周知のためには仕組みが必要でしょ? 簡単な話よ。
ミスをしても「指摘」するだけで「改善」しようとしない。そんな仕組みでミスを減らすなんて無理だよね。拙者が言いたいこと、わかる? 聡明なみんなならきっとわかってくれるはず。
拙者は強くなりたい。パートさんたちの尊厳を守りたい。そんな大袈裟な話ではないと思ってるだろうけど、ミスを指摘される“だけ”って割と不快だからね。パートさんたちのために、パートよりちょっとだけ強い社員の拙者が矢面に立つよ。
拙者はこのクソみてえな人生を生き抜いて来たんだ。これくらいのストレスには耐えられるはず。まあ、発狂はしたけど。ストレスはストレスだからね~。心労のかかることではありますよ。確実にダメージは溜まってる。でも、持ち堪えられるようになっただけ拙者も強くなってるのでは?
せっかくだし、拙者の経歴を話しておこう。
大学中退後、シナリオの学校も中退し、そのときの友人の紹介で娯楽施設の夜勤に入る。その娯楽施設はクズ溜まりだった。町中のクズが集まって来た。日々、理不尽とストレスに晒されていた。6年ほど勤めた結果、忍者は精神を患い、休職に至る。1年半の休職ののち、同じ友人の紹介で別の娯楽施設で勤めるようになる。2年半ほど勤めた。当時、2022年頭の出来事により、忍者の精神は摩耗を極めていた。病状が不安定なままの閉店宣言。忍者は人生に絶望し、世界を呪っていた。忍イケは1ヶ月で終わる遺書の予定だった。それがどうしてかこうなった。そして2023年1月末、無事失業。1ヶ月でなんとなく調子を取り戻した忍者。遺書は終わらなかった。4ヶ月ほどの無職生活後、クソみてえな前職に辿り着く。本当にクソだった。きっかり3ヶ月で辞めた。あまりにクソであった。しかし、その職場で恩人の千恵さん(仮名)と運命の出会いを果たし、現在に至る……。ざっとこんなもんか。
ね。クソみてえな人生ですわ。千恵さん(仮名)のおかげで入れたいまの職場も辞めるつもりでいるしね。社風が合わないわ。緩すぎ。緩さがないと生きていけない忍者が「緩すぎ」でストレスを溜めているくらいだからな。
拙者が精神的イキリキッズなのはおそらくいつまでも変わらないだろうが、拙者は強くなると決めた。そのためには知識が必要だ。だから勉強する。知識が武器になり得ることは誰でも知っているはずだ。実務経験も勉強のうち。いまは経験を積み、学び、自分を磨き、成長する時期なんだ。
まあ、頑張る意味あるかな~と思ってるのも変わらないけどね。なんのために頑張るんだっけ? みたいな。まあ「積極的に“遺書タイトル回収”しようとは思っていない」ってだけだからね。なんのために生きてるんだか。
最後に日記ね。アプリがサ終するに当たって、ついに手に入れたよ。Switchとあつ森。もう、これはまずい。延々とできる。原稿が進まなくなっちゃう。他のゲームもやろうかな~とか思っちゃってる。ゲーマーの魂が疼く。昼間からハイボール飲んでゲームするなんて、最高の休日じゃん……。原稿ォ……。
昔の友人が「ゲーム機を与えたら彼女の愚痴がぴたりと止んだ」と言っていたのがよくわかる。
世の児童生徒学生諸君! 宿題をやって家事の手伝いをしたらゲームしてても文句は言われないぞ!! 拙者も仕事と原稿と執筆と勉強をしつつゲームしてんだからな!!
やることやってからゲームを楽しめよな!!!!
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