109
「いいと思います。こんなに灯りが綺麗な祭りは……初めてです」
「そうですか」
ダンカンさんは嬉しそうに微笑んだ。
「みんなが自分の好きな色を
だから……なのかな。
ジャックはこの祭りの居心地の良さを漠然とそう思った。
「ジャックさんは、ランタンを買えましたか?」
「はい。これです」
ジャックは小さな象の形のランタンをダンカンさんに見せた。
「ハッティワークスのものでしょうか……いいですね」
「……見たことのない強い生き物が好きみたいです、僕。象ってこの国で初めて見て」
「私も実物は見たことがないんです。でもハッティによって象はこの国で有名です。世界にはいろんな生き物が居て、それを
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます