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静かな深海のような天井から、青い吊り看板がいくつか吊り下げられていた。
ランタン・天使の涙 配布 →
矢印を辿ってトンネルのような青い廊下を進む。
次第にざわざわと賑わう声が聞こえてきた。
道が開けて、大きなホールに突き当たった。
広いドームのようなホールには、綺麗な藻のようなソファーが沢山置かれ、青い灯りの中で人々は何かを待っていた。
「こちらにどうぞ」
優しい笑顔に呼ばれて振り向くと、銀のジャケットを着たお兄さんが数字の書いた札を渡してくれた。
「申し訳ないのですが、少し時間がかかるので、天井を観てお待ちくださいね」
ジャックはソファーに座り、天井を見上げた。
青い数字と、シリウスの歴史が映し出されていた。
緑の破壊、山の破壊、内戦――再生。
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