2023.05.30(火)

2023.05.30(火)


 休日継続中――。寝る時間までのスケジュールを先にざっくり立ててしまう。「何時から何時まで○○をする」というリストを並べていくとまるで学校の時間割のようだった。


 1:00-2:00 [読書]『ローダン37巻』

 2:00-3:00 [読書]『あなたを想う花(上)』

 3:00-4:00 [執筆] カクヨムの日記

 4:00-5:00 [朝食] 調理と食事


 といったスケジュール。


 以下、個別に。

 ローダンは90ページまで読む。三人の裏切り者は地球のポジションをアルコン帝国サイドに売り渡そうと画策する。こういうときこのシリーズはだいたいピンチが連続しても、綱渡り式に細い一本の可能性を頼って事なきを得ることが多い。でも読んでいる最中はいつもハラハラさせられるのだけど。


 あなたを想う花は、上巻を読了する。ときおり登場するスーパーマーケットの〈カジノ〉。ボーヌ(Beaune)のカジノ。ヨーグルトとかチーズとかハム、ワインをよく買ったなと思いだす。あとスニッカーズみたいな〈Lion〉というチョコレート菓子(1個約20円)!


p.304《あなたの仕事は、人を向こう側に通さないようにすることですね。私の仕事は、人が向こう側に行くために、少し手助けをすることです。》


 このとき、主人公ヴィオレットは踏切遮断機の管理人、相手は墓地管理人。どうしてこんな特殊な二つの仕事が並んでいるんだろうって思ったけど、理由は、この言葉に代表されるようだ。どちらも生と死をわかつ大切な仕事。ヴィオレットはやがて、踏切遮断機の仕事をやめて、墓地管理人の仕事を引き継ぐ。先代との間の交流がゆっくりと語られる。愛娘レオニーヌにあの日なにがあったのか。その解明に向けて、墓地管理人サーシャはヴィオレットのつよい味方になってくれそうだ。p.323キーワードは飲めない牛乳。ここで物語に謎解きの要素が出てきたのを感じた。そしてp.342で料理人ルテリエが見せる動揺・恐怖。上巻を読み終えてまだまだ同じ分量の内容が残されている。今後なにが語られるのか。知りたいけど早く読み終えてしまうのは勿体ない。できれば、腰を据えて読んで行きたい。


 4時から朝食を作るつもりが、親の予定とかち合ってしまった。一時間待機。待機中はローダンのつづきを読む。そして5時から朝食づくり。昨日からの予定で〈モダン焼き〉にする。

 生地は、キャベツ・ネギ・揚げ玉・削り粉・塩・顆粒だし・天かす・紅生姜・小麦粉・卵・そしてすりおろした長芋。これをざっくりまぜたもの。

 ホットプレートだったりフライパン二枚遣いだったら、玉子や、薄焼き生地を上に載せられたけど、一枚のフライパンで作るしかなかったから、生地は天地で同じものを使うことにした。蒸し麺の焼きそばを炒めて、ソースを絡める。取り置いてからフライパンに生地を入れ、豚バラ肉を敷いてから焼きそばを載せ、その上からさらに生地をかける。

 両面焼いて、〈おたふくソース〉をかけて、マヨネーズをかけて、青のりを振って出来上がり。

 出来上がったはいいけれど、長芋をすりおろしたときに誤って腕や肘を触ってしまったらしい。そのため、後になって痒みが出てしまう。お皿に盛りつけて自室に持って行った辺りがピークで、気が付いたら爪を立てて引っ掻いていた。けっこう赤くなっていた。こういうのは掻けば掻くほど痒みが増す。もうちょっと慎重になるべきだったと反省。

 モダン焼きは〈一番搾り〉を飲みながら食べる。おたふくソースさえあればそれなりの味になってくれるから、焦がさない限り、味は保証されたようなものだ。満足する。


 食後、ゲームの時間にする。何を遊ぶかとなって、もう半年くらいSwitchの中に眠らせていた『ファイナルファンタジーⅫ』を初起動することにする。PS2本体が壊れる直前に途中まで遊んでいたFF12。これもわたしは未クリアのまま放置している作品だった。なんとなくFF12を触りたくなって今回起動する。2時間ほどプレイ。PS2当時は気にならなかったが、Switchでキャラを動かしていると、不自然にカメラが揺れることが多く、わたしはテレビモニターに映してプレイしているけれども指の動きとカメラワークにブレが生じてうまく目の焦点が合わない。人によっては画面酔いが激しくてプレイしづらいんじゃないかと感じた。わたしもけっこう我慢しながら操作していた。

 ラバナスタの街が広くて、移動するだけでもかなりの時間をとられる。ジョブ変更を可能にしてくれる人物が紹介されるも、言葉だけでは、それがマップのどこに当たるのかまったくわからない。探し回って見つからなくて諦める。後回しにして、東の砂漠の敵の情報欄を埋めるべく、詳細の判明していない敵を必要数討伐しに向かうところでいったん終了。2時間遊んでレベルはまだ3。

 12はシリーズでも屈指のやり込み要素の多い作品だときいている。ガッツリ遊ぶ時間はまずとれない。今回は様子見で触っただけ。つぎはいつになるかわからない。


 その後、伊集院光さんの『深夜の馬鹿力』を聴取する。やっぱりドラクエウォークの話題を冒頭から話されていた。伊集院さんが危惧されるようにサービス終了の雰囲気はあるんだろうか。スマホゲームは以前はすこし遊んだけど、ネットゲームと同じくサービス終了と共にいままで自分が遊んでいたデータが抹消されるのが嫌すぎて、自分には合わないとなってしまった。ゲームは買い切りがいいなと思っている。だからいまだにスタンドアローンのゲームに執着しているところがある。


 聴取後は、YouTube動画をいろいろ見て回る。青山繁晴議員の配信。原発直下の活断層についての報告書の不備・違法性の疑いなども議員が問題提起しなければ、官僚にもなかなか共有されなかっただろうと思える点。韓国のグループA(ホワイト国)の扱いについて。勉強になることが多い。


 9時半就寝(いつもよりちょっと遅め)。昼3時起床。


 入浴後、夕食の準備。しめじと舞茸で味噌汁をつくる。昨晩作った、煎り豆腐・丁子麩の辛子和え・もずく酢を小皿・小鉢によそって、炊き立てのご飯に合わせる。しっかりした味のものが多いから、どれも白米と一緒に食べるのがいい。煎り豆腐の豆腐は木綿ではなくて絹を使っているけれど、これはこれで悪くない。木綿だったらもっと豆腐の存在感が出ただろうけれども。


 わたしは可能であれば毎食Twitterに食事のメニューの写真をあげている。今回は和食・手のかからないお気軽メニュー(?)なこともあって、ふだんよりいいねをつけてくださるペースが速かったように感じた。まあ、朝からビールの缶が映ってるような今朝の写真だったら、起きたてのフォロワーさんとか、いいねを付けづらいよねとは思ってしまう。昼夜逆転がちょっと申し訳ない。


 食後、紅茶を飲んで、動画を見て、ゆっくりするうちに、甘いものが食べたくなってくる。この前ファミリーマートに行ったときに買ってあった〈ぎっしり満足! チョコミント〉を食べよう、と思い立って冷凍庫から取り出してくる。食後なのに、一パック385kcalをペロッと食べる。

 冷えた体を温めるために今度はドリップコーヒーを淹れる。冷やして温めて。わたしのしたいことは無駄に溢れている……。


 家を出るにはまだすこし時間があるので、本棚に目をやって、大江健三郎さんの『燃えあがる緑の木 第一部』の続きを読むことにする。「第五章 森の力は恢復しているか?」の残り15ページ。


 サッチャンはカジにこういう。


p.266


《そこらに投げ出すようにした本を、十冊同時に読み進むのもいいけれど、枕元にきちんと一冊置いておいて、幾日もかけて読み進む仕方もあるでしょう? そうすれば、読むカジの方で、その一冊の中に住み慣れる、ということも起るのじゃない?》


 いまのわたしは乱読。濫読というほどみだりに、やたらめったら読んでるわけではなくて、乱読、あっちをちょろっと読んで、こっちをちょろっと読んで、気が向くときにちょっとだけつまみ食いしている感覚だ。大江さんの書くような、サッチャンのいうような、〈一冊の中に住み慣れる〉というのと正反対だ。大江さんは一人の作家を三年間ときめて、その間、みっちりと全集を読みこまれていくようなやり方で他者の文学と向きあって来られた。その経験からくる言葉なんだろう。そういうのができるといいなと思うけれど、一日のうち何時間かは外へ働きにいかねばならないし、そこで集中力の断絶を経験してしまうから、どうしてもひとつのことをじっくりというわけにはいかない。しかしこの言葉が示す大切なことがわからないわけではない。いまの自分にはどうしようもないなと思って諦めてしまっている側面がある。だからこそ、こうしてこの言葉が引っ掛かったのだろう。


 新しいギー兄さんは、体調を崩したカジを目の当たりにして自信を失う。周りから「救い主」とされたところで、自分自身にそんな力はないのじゃないか。そんな自分にできることはなんなのか。何度も読んでいる作品だけど、このときのギー兄さんの悩み方は、単純なものではないため、考えれば考えるほどに多くの要素が絡み合ってるように思える。


 5章を読み終えたところで時間が来る。

 6時半、仕事に向かう。

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