2023.03.23(木)

2023.03.23(木)


 日が替わるまでの時間を寝てすごしていた。


 0時半あたりに目が覚める。

 起床後、松本清張『小説帝銀事件』(角川文庫)第二章、読み終わり。

 残すは第三章のみ。


 1時半頃~2時15分、大江健三郎『燃えあがる緑の木』(新潮文庫)、「第四章 「転換」」読了。

 ザッカリーのてんかんをきっかけにして、サッチャンは女性として生き直すことを決意する。かつてのザッカリーはあくまで土地のことを調査するような感覚でオーバーと接してきたが、一方の隆(新しいギー兄さん)は土地のことをまるごと受け止めてそのなかに自分の生活を含みこむようなやり方でオーバーの話に接するようだった。『同時代ゲーム』のときには土地の伝承を筆記者が語りつくすような形式だったけれども、『燃えあがる緑の木』は土地の物語を受け止めてそこから自分の生活を作り上げるようなところがあって、オーバーの話に触れるにあたっての、ザッカリーと隆の方針のちがいは、著者自身の新旧の小説に対する態度の変化を表しているのかなと思ったりしている。


 その後、3時頃まで、トールキン『最新版 指輪物語2』(評論社)、「七 ガラドリエルの鏡」を読む。残り100ページ強。第一部では、ボロミル(旧版ではボロミア)が命を落とすところまで語られるのかと意識しなおす。〈裂け谷〉でのエルロンドの会議からロスローリエンまでがとても長く感じるのは、わたしの読む進度が停滞していたせいもあるか。

 指輪は全巻まとめて買ったので少しずつでもいいからラストまで読みおえたい。映画版はDVDを繰り返し観ていたので内容はかなり頭に入っているわけだけど、やっぱり原作本でその異同をちゃんと把握しておきたいところ。


 その後、朝食づくり。

 先日の野沢菜の漬物入りの餃子を包む。今回は一粒あたりのタネの量を増やすようにしてみたので、若干皮があまった。余りは半分に切って、これも先日作っておいたスープの中に投入して浮き身として食べることにする。他にほうれん草のおひたしと、竹輪入りのスクランブルエッグ(ケチャップ・きざみねぎ)、そして金麦一缶。

 餃子は加熱中に破裂するのが嫌だから、一粒当たりの餡の量を少なめに作ることが多い。しかしもうすこし餡の多い方が食べ応えもあるかと感じていて、そろそろ量を多くしても破裂しないように包むことができそうな自信がついてきたから、これを機に、自分の作る餃子をグレードアップしていければと思っている。

 これまでも一か月に一度は餃子を作っている。次に作るときにはこれまでよりも大粒になるように試みてみよう。蒸し器を使った海老餃子にも惹かれるけど、そちらは作ったことがないのと、蒸し器を投入するのが手間と感じていてまだ試せないでいる。できることを少しずつ増やして行きたい。


 食後は、『シアトリズムファイナルバーライン』の究極の譜面の、FFⅤの曲をいくつか遊ぶ。まだ700万点~850万点あたりの点数しか出せない。究極の譜面はこちらの眼も指も不慣れである。熟練のときとは異なる動きが要求される箇所もあるため、数をこなして馴れていくしかない。一度コツを掴めば次からは楽にこなせる類のものだろうから、要は効率のいいボタンさばきを発見していくことが重要になる。チャレンジあるのみ。


 7時過ぎ、島田雅彦さんが参加されている、大江さんの追悼動画を視聴する。


 8時台、DVD『特攻野郎Aチーム』のつづきを見ようとするが、眠気が勝って途中で寝てしまう。


 うとうとして目覚めたのをきっかけに、ちゃんと寝るために寝室で寝直す。


 9時半就寝。昼2時起床。


 ちょっと早めの夕ごはん。今回はオートミールの三食目。二食目と同じ、ヨーグルトアレンジメニューにする。入れたのは、バナナ・サンふじ・干しブドウ・オートミール・ヨーグルト。体積からいって、オートミールとヨーグルトを同量くらいにしたけど、オートミールが少ない方が食べやすそうだった。3:7から4:6が理想か。干しブドウはヨーグルトの水分を吸うとぐにぐにして面白い食感になった。フルーツを少なくして、ナッツを加えるのも面白そう。

 つぎはまた一食目のときみたいな煮込み料理アレンジで、リゾット風にするのもいいかと思っている。

 いろいろ試してみよう。


 3時入浴。


 入浴後、アニメ鑑賞会。


『とんでもスキルで異世界放浪メシ』第11話「商売は御婦人の為に」。とうとう花王の石鹸やシャンプーなどが登場する。お取り寄せは食材だけじゃなかった。今回の大立ち回りはワイバーン退治。フェルとスイが大活躍。主人公は陰でこっそり見守るだけ。食材ははじめはハンバーグ。つぎは同じ肉をメンチカツに。アニメを見ながら、メンチカツを食べたくなってしまった。罪な番組だ(褒めてます)。


 そして、『アルスの巨獣』第11話「泡沫の華」。これはクウミはもう助からないということなのか。今回の話、ずっとこれまで終始控えめで、甘やかされ、守られてきたクウミが、ジイロに対して真っ向から自分の意見を強い言葉で主張し、芯のあるところを見せてきた。命が尽きるかもしれないときに、作中でもっとも活き活きと輝いている姿を見せてくれるクウミの儚さが、見ていて切なかった。

 第12話が最終回のようだから、泣いても笑ってもつぎが最後。

 この物語にどんな最後が用意されているんだろう。悲しいラストは見たくないな。


 つぎに『色づく世界の明日から』第8話「ほころびのカケラ」。前に見たとき途中で寝てしまったので再度見直し。モノクロ写真を撮る瞳美、そして様々な構図で思い思いの写真を撮る部員たちの姿を見ながら、きょうのお昼寝ていたときに観た夢を思い出していた。

 二十歳のころ、当時持っていた一眼レフカメラで風景写真を撮っていたのだけど、途中でフィルムが無くなったから店に買いに行くことにした。24枚のか、36枚のかどうしようかと思ううちに、あれ、24ってフランス語で何ていうのだったのかと度忘れしてしまって、頭の中で、ヴァン? サンク? ソン? となってしまって、わかってるはずなのにわからない自分に混乱して、でもどうにかフィルムは調達できたので、はじめて通る道で行き合う風景に目を添わせながら、いい構図を捜し歩くという夢だった。

 もう当時の一眼レフカメラは壊れてしまっている。いまは二十年近く前に購入したソニーのデジカメ〈サイバーショット〉をだましだまし使っている。Twitterに上げる写真を撮影しているのもこのデジカメだ。

 わたしはスマホも携帯電話も現在持っていない、日本人の中でもかなりの希少種なので、デジカメだけが生命線と言える。

 いいカメラを持てば、いい写真を撮りたくなっていろいろ出歩くことにもなりそうだけど、でもいまは家の中で趣味が完結してるのが楽というのもあったりするし、となかなか難しい。

 第8話。若い男女の〈ほれたはれた〉を見るのは面白いもの。若い時には自分にもいろいろあったなと重ね合わせるものがいろいろあって。これは数年前のアニメだけど、ラストまで見てしまいたい。


 その後、出勤時間まで山田玲司さんの切り抜き動画を見る。漫画家になるためのアドバイスの切り抜きまとめだったけど、小説を書くときの心得に通じるものが豊富にあって面白かった。


 動画を聴きながら、『ドラゴンクエストⅡ』をプレイし、風のマントを入手する。レベルは主人公が17に。すでにレベルを上げすぎているようで、〈風の塔〉の敵の攻撃は痛くも痒くもなかった。レベル上げをみっちりやりすぎているのが悪いのだけど。

 ほかに『シアトリズムファイナルバーライン』、『ペルソナ3ポータブル』もすこし遊ぶ。


 きょうは入浴後に、紅茶 ⇨ ジャスミン茶 ⇨ ドリップコーヒー の三本立てで飲み物を飲んでいた。


 6時半仕事へ。

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