第10話-1 一方通行の分岐点

 私立星見学園 高等部2-A教室。

 教卓の上には本とりんごが置かれている。

 世界史の授業、老教師が小さな声でボソボソと喋りながら黒板型モニターに次々と記していく。

『で~~……え~~1945年にニュルンベルクとドルトムントに反応弾が投下され、第三帝国総統は避難先の地下壕で自決。同じく枢軸国の大日本帝国は条件付降伏で停戦し、後に九・二三クーデターが発生し政府崩壊が~』

 語っている内容はおおよそ教科書に書かれていることなので、この時間は各々が好きなことをしている。


「何描いてるんだ?」

 竜蛇りゅうじみさおがノートに描いているものに興味を持った。

「メカビートル4号(仮)って感じだな。鉛製の硬式飛行船で、汚染地域の活動を有利に進められないかなと」

 それは大型の飛行船の設計図。

 図の横には竜蛇りゅうじには意味がわからない数式や文字が大量に並んでいた。

 その意味は理解できずとも、鉛の飛行船は飛ぶわけがないと彼は呆れて言った。

「そんなものが飛ぶわけ無いだろ……おとぎ話じゃあないんだから」


――戦艦は飛んだけどな。


 みさおは心のなかで戦艦ながとが飛んだ事を思い出す。

 そこにめいが口を挟む。

「飛ぶ、コイツが作ったら飛ぶ!」

 根拠のない自信に竜蛇りゅうじが圧倒される。

「しかし、こんなの動力をどうするつもりなんだ?」

 旬世しゅんせの指摘にみさおは深く考え込んだ。

「そこなんだよなぁー。エアカーに使用されている超電磁飛行装置ではエネルギーの問題がな……慣性蓄積コンバータを応用できないものか。汚染地域に反応炉持ってくなんて本末転倒だろうしなぁ……」

 そこに本瀬ほんせが会話に割り込んできた。

めいを動力にしたらどうでありますか?」

「それだと3分しか飛べないぞ」

 みさおは即答した。

「飛ばすならやっぱり我らが大日本帝国陸軍が誇る一式戦闘機でありますな! ゼロ戦など無粋でありますな。海軍は邪道、真の男は陸軍こそを愛すべき」

 本瀬ほんせが一式戦闘機のプラモデルを鞄から取り出して力強くアピールする。

「いやいや、F-3だな、純国産傑作機F-2の流れを汲む最新鋭攻撃機だ! カナード翼に双発エンジンがまたよくてなぁ、対艦ミサイルが4発も搭載できちゃうのはまさしく変態だよ」

 竜蛇りゅうじ本瀬ほんせを押し退けて端末にF-2の写真を表示して主張する。

「僕はレシプロ機やジェットよりツェッペリンだな。あの丸っこいフォルムに大きさ! やっぱり主張は激しい方がいい!」

 みさおは手振りでそれを表現しながら伝える。

「空を飛ぶもの……矢……いいや、投石機オナガーこそ漢の象徴。近代の退廃文明なぞ無粋だぁ!」

 旬世しゅんせが大仰なポーズを決めて言い放つ。

「それもはや乗り物じゃねえじゃん!」

「だから投石機オナガーめいを乗せて飛ばすんですよ」

 みさおはカプセルを電磁投射して地上へと送り届ける輸送システム、ヴィア・ドロローサの苦い思い出を重ねた。

 遠い目をしながら彼の肩に手をのせた。

「……それ、ヴィア・ドロローサで十分なんですよ……」

 この面倒くさいオタク達にめいは溜息をついた。

「飛べればどれも一緒よ。全く、人殺しの道具を好きって言うのはどうかしてるわ」

 その言葉は短くも全てのオタクを敵に回すものだった。

「なんだって!?」

 授業中だというのにザワザワと騒ぎ出す後方の窓際席。


 その様子に睦月むつきは微笑んだ。

「バカルテットがおばかクインテットに変わったねぇ」

 他人事のように聞いていたみさおが焦りだす。

「えっ、もしかして僕も入ってるの!?」

 睦月むつきは真顔になってその反応に返した。

「あったりまえジャン。クラスの間じゃ有名だよ」

 みさおは衝撃の事実に膝をついて大げさに落ち込んだ。

 周囲が暗くなり、スポットライトがみさおに当たる。

 ガガーンというピアノの音が聞こえてきた。

「そんな……僕は勉強は完璧で現場では的確な指揮で今までやってきたじゃないか!」

 みさおは面子を保つために必死に説得を試みた。

「前回の定期学力考査だって。ほら、見てよ!」

 叩きつけた先にあるのは順位表の「一位 真船 操まふね みさお」の文字。

「あら、めいちゃんもそこそこ勉強は出来るよん? んじゃ、二人は勉強が出来るおバカさんってくくりかな?」

 睦月むつきが鋭い指摘する。

 その順位表の二位には天城 冥あまぎ めいの名前があった。

 元祖バカルテットの一人はめいだ。

「ふ、不名誉だ……クラス最下位から五番目の大宮おおみやさんにバカって言われた……」

 みさおはあまりのショックにめいの事は耳に入らず、自分の知的なイメージが崩れたことを引きずる。

「まーまー、そう落ち込まないでよ! おバカでも楽しければあーしはいいと思う!! それにこの手に人はギャグパートになるとIQが溶けるってのが鉄則よ?」

 睦月むつきは手をパタパタさせて慰めるも、みさおはうなだれたまま叫んだ。

沽券こけんに関わる問題なの!」

「コカンに関わる問題? やだ~~~みさお君ってばチョーダイタン!」

 睦月むつきの言葉に周りの女生徒も黄色い悲鳴をあげる。

沽券こけん! プ・ラ・イ・ド!!」

 みさおはただならぬ誤解を感じ、慌てて言い直した。

「傍から見たら皆同レベルに見えるな~」

 めいは目を細めて呆れた。

「君もおばかクインテットの一人だからね?」

 みさおはツッコミを入れた。

 ちなみに最下位は視界の端で蝶を追いかけているステラである。



 二時限目が終わり、皆が弁当や購買部で購入したパンを広げている頃。

 竜蛇りゅうじがモジモジしながらめいの所へと向かった。

「お、俺の両親がここの経営にも協力しててな……チケットが貰えたんだが、どうだ?」

 チョコレート工場パークの日付指定ワンデイパス。

 めいは首を傾げた。

「……?」

「俺はこの日忙しいから行けないが、これで楽しんでもらいたいんだ」


――どういうことかしら。でも、これがあればアイツと二人で……とかも考えられるわね。


――とすると、一枚じゃ足りないかしら。


 めいはしばらく考えてから追加で要求した。

 竜蛇りゅうじめいの視線がみさおに向いた事に感づいてわかりやすくショックを受けた表情をする。

「二枚! 二枚にしないと行かないわよ」

 竜蛇りゅうじはうなだれながら二枚目を渡した。

「は、はぁ……一応予備もあるけど……こう、ショックだ……」

 その瞬間、笑顔になるめい



 みさおは重箱弁当を開けた。


――今日の弁当当番は島風しまかぜさんだったか。


――彼女が前に作ったのは石鹸の海苔巻き絵の具和えだったか……?


 あの時は皆が三途の川を渡りかけるという悲惨な事件として後世まで語り継がれるだろう。


――ものすごく、嫌な予感がする!


 苦い表情を浮かべながら中身を確認した。

 カラフルな色合いのルーとご飯が所狭しと詰め込まれていた。

 虹色のそれは、まさにゲーミングカレーという奴だ。

 心なしか、発光している気がする。


――これは食えるのだろうか。


 口の中に入れてみると胃が消化を拒むほどの代物ではあったが食べられないものではなかった。

 甘味、酸味、辛味がいびつなバランスで主張するカレーを口の中に放り込んで悪戦苦闘していると、本瀬ほんせが話しかけてきた。

「ありゃ、振られたでありますな……」

 彼が指差した先の竜蛇りゅうじを見る。

「どうして? しかし二枚って天城あまぎさんは誘いたい友達でもいるのかな。あるいは彼氏とか」

 みさおは先程片耳で聞いていたやり取りから疑問を投げかける。

 そのみさおの純粋な表情に本瀬ほんせは呆れの極みに至った。

「……これだから。可哀想で見てられないでありますな」

 本瀬ほんせの態度に疑問を覚えるみさおはますます首を傾げた。


 そこへ、めいがやってきて、みさおにチケットを突きつけた。

 めいは顔を赤くして照れながら用件を述べる。

「その、アンタは私の主任なんだから、いついかなる時でも一緒にいないと駄目でしょ? だから、行くのよ!」

 みさおはチケットを取り、詳細を見る。

 すると、みさおはそのチケットをめいに突き返した。

「いや、こういうのは、仲良い友達か好きな人と行くものじゃないのか? って2028年ベストセラー名著『恋人と仲良くなる50の方法』には書いてあったけど」

 そう言ってみさおは鞄からその本を取り出した。

「アンタ……最近色々読んでると思ったらそういうの読んでるの……な~~~んか呆れたわ」

「そりゃ、工学の技術書は読み飽きたし、MITの論文はここ最近新鮮なものないしな。今度は女心とやらを理解しようと恋愛の技術書を中心に読んでるわけだけど」

 思わずめいはため息を漏らした。

「……はぁ。本当に変な所でズレてるのよね……」


――私、なんでコイツなんかとテーマパークに行きたいって思うんだろ……。


――どうしてこんなに誘うだけなのにドキドキするの、よくわかんない……。


 めいは自分の中に抱える矛盾した感情に戸惑う。

 混乱が頂点に達し、チケットをみさおの胸に押し付けて言った。

「とりあえず行くの!」

「いや、だから僕には行く意味がなくないか? 本部でメカビートル4号作りたいのだが」

 みさおの返事にめいは理由がわからず行き場のない苛立ちを覚え、教室の外にまで響くくらい叫んだ。

「うるさい! アンタは私の主任だから行くの!! これは義務、命令よ!」

「命令って言われても、上司は僕なんだけど」

 呆れるみさおと自分で理解していない感情をぶつけるめい

 いつもより発展したその夫婦漫才を見ていた旬世しゅんせが肩をすくめる。

「おいおい、わざとやってないか?」



 その後、みさおはチケットをひらひらさせて呟く。

竜蛇りゅうじ君がチケットを配るとは思わなかった。僕が前の悪い印象を持っているからか……」

 旬世しゅんせみさおの隣に座って言った。

「ああ見えても、親にエデンの情報を持ってこいって言われても断るくらいには男気のある奴だもごもご」

 竜蛇りゅうじが慌てて旬世しゅんせの口を塞ぐ。

「おい、黙っとけ、それ以上言ったらVTOLバンジーの刑だぞ!!」

 その様子にみさおは苦笑いした。



 睦月むつき達が教室に戻ってきた。

「なになに? 何の話してたの?」

 睦月むつきの手には購買部で人気の焼きそばパンが握られている。

「あっ、おい、ズルいよ! 僕だけステラのゲーミングカレーで皆は購買部のパンなんて!」

「にはは~。ごめんねぇ~。でも、昔からよく言うじゃん、残飯処理は男の子の仕事って!」

 みさおはまだまだ大量に残っているゲーミングカレーを差し出す。

「言わねえよ! 少しは手伝ってくれ、特に島風しまかぜさんには製造物責任があるんだぞ」

 ステラが不機嫌そうな顔で手を振り回して怒る。

「むー、残飯じゃないよ! ちょっと失敗したから……ボクも食べたくないけど」

 みさおはステラの物言いに言葉を失った。

「これがちょっと……?」


――たしかに前のは殺人料理だったからそれに比べたらマシかもしれないな。


 みさおはその点で彼女の成長を認めていはいた。


「それでそれで~。何か盛り上がってるけど面白そうな事あったのかな~?」

 睦月むつきは周りの盛り上がりを訝しみ、おばかクインテットに聞いた。

めい殿が二枚分のチョコレート工場パークの当日券を竜蛇りゅうじ殿から貰ったんであります! なんでもみさお殿と二人で……」

「バカっ、ボクは無理やり連れて行かれるってだけだ!」

 厄介なことになる予感を感じ、必死に弁明するみさお

 顔を真っ赤にするめい


「……待ちなさい」

 ただならぬ気配を感じた睦月むつきは声色を変える。

「一人で抜け駆けするつもり?」

「ボクもボクも~~。たのしそーだからボクも行きた~~~い~~~~」

 睦月むつきの圧に竜蛇りゅうじは渋々もう"予備の予備"と"予備の予備の予備"を渡した。

「やったーーー」

 めいが露骨に不機嫌な顔を浮かべていた。



 睦月むつきがファミレス ニーベルングのバイトから帰ってきた。

 玄関に入ると、ハイヒールを投げ捨てるように脱ぎ、駆けていく。

 リビングではみさおがソファに座って大量のポップコーンを食べながらテレビを見ていた。


『さあ、始まりました、本日の生なんすかっ! お題は、ここ最近話題の女子力について! 今回のゲストは……こちらの方です、どうぞ!』

『歌は絆!』『歌は心!』『歌は情熱!』『歌は癒し!』『歌は煌めき!』

『私達、ファンタスティック・フリル・フィッシュ、FFFで~~~すっ』

『女子力って言うけど最近意識されている事はありますか?』

『え~~~モモはぁ~姿勢かな~こう~庇護欲を掻き立てるとゆ~か~』

『モモはんはそういう質問来た時だけぶりっこするのどうにかせんかい!』

『いたっ! ナオちゃんひっど~~~い』

『私ははしたない格好は見せないかっこよさ?』

『う~ん、努力かな。頑張ってる姿を見せることが何よりも女子力って感じ。アイドルと同じだよね』

『ノリもハルもストイックだねぇ』

『そう言うリサは化粧に力入れてるね』

『それも自分を綺麗にする努力じゃな~い? どれもそれも"意中の男子によく見られたい"って目的に対する行動じゃないかな~って』

『モモはんにしては鋭いこというやんかーこのこのー』

『いたたたたたた、ナオちゃんグリグリしないで~っ』


――そういうものなのか……。


――僕もファッションとか気を使ったほうがいいのかな。


――その、曲がりなりにもデ、デートって事は、向こうは気合いを入れてくるわけで、こっちだけ普段の格好ってのは失礼だよな……?


 みさおはバングルフォンを操作し、電子ファッション雑誌の購入ボタンを押していく。

 そして、明日着ていく服装を考えていた。

 そこに下着姿で徘徊するステラが目に入り、思わず呟いた。

「女子力って言葉、島風しまかぜさんには無縁だろうなぁー」

 その言葉に、ステラは涙を流しながら睦月むつきの胸に飛び込んだ。

「うわーん、睦月むつきえも~~~~ん」

「どうしたんだいステラ君」

 だみ声を作って答える睦月むつき

 滝のような涙を流しながらステラが喚く。

「指揮官が女子力ないっていじめるーーーーー女子力わけてええええぇぇぇぇぇぇ」

 睦月むつきは「またか」と頭を抱える。

「もーーー、みさお君、ステラっちをいじめちゃだめ! それでなくても明日デートなんだからちょっとは言葉を選びなさい!! そーゆーとこダメダメなんだからぁー!」

「いじめてねーよ! だったら下着姿で徘徊させるのやめさせてくれ!」

 慌ててみさおが反論した。

「い~じゃん、家なんだし」

 睦月むつきはとんでもないことをドヤ顔で言い放つ。

 みさお睦月むつきの方を見ると、下着姿のステラが目に入る。

 そして、睦月むつきは黒いオフショルダーのTシャツをバサバサして胸元に風を送る。

 その仕草や体のラインに何かを感じ、思わず顔を伏せて言った。

「よくねーよ! 目のやり場に困るわ! 異性の目を気にしてくれ、特に二人!」

 修羅モードに入りそうになったみさお睦月むつきは渋々返事をした。

「はぁい……」



 ちゃんとした私服に着替えて食卓で話し合うステラと睦月むつき

「んー、まずステラっちの考える女子力って?」

「ボクの考える女子力……う~~~ん、腹筋・背筋・大胸筋! パーフェクトマッスルな筋肉こそ女子力パワーかな!」

 いい終えると、ステラは見事な肉体美によるサイドチェストを決めた。

 睦月むつきは予想とは180度逆の答えに真顔になった。

「……もう、しょうがないなー、ステラ君は……コスメセットー!」

 ジャッジャカジャージャジャーという効果音が鳴り、食卓の上に大量のコスメセットを取り出した。

 所狭しと並べられたそれらに、ステラは目を輝かせる。

「すごーい! これどこに入ってたの!? 本当に四次元ポーチだ!」

 へへんと鼻を鳴らして自慢気になる睦月むつき

「これがアイブロウペンシル、この辺りが全部アイシャドウかな、えっとこっちが……」

「これは? すごくいい香り……」

 ステラが丸型のケースに入ったワックスのようなものを取り出した。

「練り香水だね」

「香水……シュッてしないのもあるんだ…」

 感心するステラに、睦月むつきは笑顔を浮かべて言った。

「んじゃ、とりあえずあーしが選ぶからやってみて」

 その後は「ステラっちの顔だと、この辺りかな~」と選んで、ステラを洗面室へと連れて行った。



 小一時間。

「そろそろい~い~?」

 睦月むつきは洗面室の外で待っていた。

 自力で化粧を覚えるには実践あるのみだと思ったからだ。

「助けてぇ……ひぃん……なんかこわいぃ」

 悲しげな声が聞こえ、急いで駆けつけると、睦月むつきは衝撃を受けた。


 いよ~~~~~~~~っ、ポン!


 歌舞伎に出てきそうな強烈な面が現れたのだ。

「わーーー、タンマタンマ、何をどうやったらそうなるの! やっぱなし、化粧落として!」

 女子力マスターの道のりは険しい。



 みさおはソファで色々なファッション雑誌を眺めていた。

 バーを閉めて帰宅した所長がみさおの隣に座った。

「しかしハーレムデートか。そのうち重婚まで行っちゃいそうだな」

「まさか、ハーレムじゃないですよ。上司と部下だもの。やれやれ……所長はエデン職員としての自覚が無さすぎますよ」

 みさおが肩をすくめると所長は思い悩む。

「……本当にそういう所鈍感で不器用だよな。俺に似てるというかなんというか……」

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