第2話 …トラック…?(シリアス)
………へ?
そんなに溜めておいてトラック?
俺の生涯費やした魔術の結果がトラック1つで壊れるんか?
「一つ補足をするとトラックはトラックでも超高度の古代文明に作られた神代のトラックじゃ」
神代の寝台付きの新台トラックか?本当にやかましいな落ち着け。
てか超高度の古代文明とか…製作ザップくんさぁ…なんとか都市伝説の影響受けすぎじゃね?
「されどトラック。召喚書き換えでトラックを選んだのもこの世界にはとあるジンクスがあるのが理由なのじゃ」
…ジンクス?
「トラックに撥ねられたやつは低確率じゃが異世界に行けるというジンクスがな。そこにワシの【均衡】の権限で無理やり異世界に来てもらったというわけじゃな」
「え、ここって神界って訳でもなく異世界なのか?」
「え?そうじゃが?」
いや、至極当たり前みたいに言ってますけどあなた普通に神ですよね?なんで現界してるの?」
「途中から声に出てしまってるぞ…まぁワケは単純でただ単にこの世界は神代に少し近くいものでの。たまに人に化けた神とかも街中にいたりするからの。ワシがいようがそれは異端ではないのじゃ」
ワシみたいな上位神はあまり現界したがらないがの。って俺の事情が事情だから来てくれたってことか。
「しかし、この世界で生きてもらうには少し歳をとりすぎじゃから色々と不便なはずじゃ」
だからわざわざ現界してここでお主と話し込んでおるのじゃが…
え?そんな俺って歳とってたっけ?
「お主忘れておるのか?お主はもう70過ぎじゃぞ?」
あ、れ
周りの空気がないみたいだ。
俺が最後に誕生日を数えたのは18歳のときだったはずだ。
真面目に52年分の生活の記憶がない。なんでだ?
「それは完全にお主の過失じゃの。単純に研究が52年以上続いていたって訳であろう?」
確かに俺の生活はもう魔導にのめり込んでいて他はほとんど破綻していた。
だからといって一瞬と感じるような時間で52年経っていると思うと本当に老いとは怖いものだとつくづく思う。
「アホなだけじゃと思うのじゃが…」
「ま、まぁ!この場合転生これからするってことだろ?新しい若い体になるってことで!ならついでにチート能力をくれよ!」
「ち、チート能力…かのぉ、」
「妙に歯切れが悪いな?」
「いや、い、やいやチートスキルを頼まれた場合の候補を持ってるのじゃが,全部他の世界とか人に与えてもうていたんじゃ…」
え?チート無しってこと?
「い,,いやその、あるにはあるんじゃが…尖ってるのしかないんじゃよ」
あるにはあるのか。
「とりあえずその尖ってるやつでもいいからくれよ」
「と、とりあえず簡単な説明だけはしておかないとな。一つ目は【銃弾作成】じゃ」
【銃弾作成】?普通に強そうじゃね?
「それは普通に無限撃ちとかそういう話ならよく使える能力なんじゃないか?」
尖ってるって言われた割に案外普通のチート能力っぽいじゃんとか希望をもった俺にものすごく言いにくそうに果てしない重い事実を突きつけてくる。
「いや、この世界…なんていうか、その………銃火器が一般にないんじゃ」
は?
「いや、大砲とかはあるにはあるのじゃが、前線の戦闘用という訳ではなく領主が領民の反乱を防ぐための象徴としてでしか使われておらんくてな?あんま実用性がないんじゃよ…」
マスケットとかもあるけど魔導具の方が圧倒的にコスパもDPSも優秀じゃから発展しなかったというか……………とつらづらと言い訳を続ける翁がここに一人。
…いやどうしろっていうんだよ。
…………………………………………………………………………
完結しない気もするけどあくまで趣味だから!!!許して頼む!!!!!!!!
いや、趣味で許しを乞うのも違うな…………
ついてきてくれてありがとう!!(ガチ感謝)
銃のない世界で【銃弾作成】って死にスキルすぎません!? 〜ゴリ押しでどうにかできますか?〜 赤井錐音 @detsuterau
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。銃のない世界で【銃弾作成】って死にスキルすぎません!? 〜ゴリ押しでどうにかできますか?〜の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます